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イシモチソウ (Drosera peltata)

出典: Wikimedia Commons

イシモチソウ

上級者向け

Drosera peltata

地中の小さな球根から春に茎を立て、三日月形の捕虫葉を互生させる日本自生のモウセンゴケ。粘液で小石まで持ち上げるとして名が付いた。初夏に白い花を咲かせ、夏は地上部が枯れて休眠する。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
10〜30℃
寿命
多年草(塊茎で夏に休眠)
サイズ
高さ10〜30cm(国内の株)
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料は与えない(小昆虫を捕らえる)

概要

イシモチソウ(Drosera peltata)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で、地中に5〜6mmほどの塊茎(球根)を作る「球根性ドロセラ」の一つ。春に茎を立てて高さ10〜30cmになり、長さ10〜15mmの葉柄の先に幅4〜6mmの三日月形の捕虫葉をまばらに付ける。粘液で小石を持ち上げられるとして和名が付き、学名の peltata は葉の形を表すラテン語の「楯」に由来する。花期は5〜6月で白い5弁花を2〜10個付け、午前に開いて午後には閉じる。夏以降は地上部が枯れて塊茎で休眠する。日本では本州の関東以西から九州などの日当たりのよい湿った酸性地に生えるが、各地で減っており環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)とされ、多くの府県で絶滅危惧種になっている。日本の集団は長く変種 var. nipponica とされ、近年は D. lunata とする見解もあるが、GBIFはこれらを D. peltata のシノニムとして扱う。同じく茎が立つナガバノイシモチソウは1年草で葉が細長く、見間違えることは少ない。国内でも球根や株が流通するが、野生株の採取は各地で規制や保全の対象になっており、購入は栽培増殖品に限りたい。栽培は、生育期に涼しく明るく保ち、休眠中に球根を腐らせないことが要点になる。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

イシモチソウの大きさ

イシモチソウの成体サイズは高さ10〜30cm(国内の株)です。

基本情報

原産地

日本(本州関東以西〜九州など)、朝鮮半島・中国・東南アジア・インド・オーストラリアなど

寿命

多年草(塊茎で夏に休眠)

サイズ

高さ10〜30cm(国内の株)

適温

10〜30℃

湿度

60〜90%

水やり・肥料

肥料は与えない(小昆虫を捕らえる)

栽培ポイント

日当たり・置き場所

よく日の当たる涼しい場所で育てる。球根性ドロセラは明るく涼しければ丈夫だが、25℃を超える暑さが続くと地上部が早く枯れる。

水やり

生育期は浅い腰水で湿らせておく。花後に地上部が枯れたら、球根が腐らないよう水を控えて用土をやや湿る程度に保つ。

用土・植え替え

根が長く傷みやすいので深い鉢を使い、ピート1:砂2程度の配合に植える。生育中の植え替えは避け、休眠中に行う。

休眠期の管理

夏は地上部が枯れて塊茎で休眠する。枯れたのを見て処分しない。休眠中の状態が見えにくく、長く維持するのは易しくない。

肥料

用土に肥料は入れない。養分は捕らえた小さな虫でまかなう。

病害虫・注意点

国内の自生地では絶滅が心配されており、野生株を採取しない。購入は栽培増殖品を選ぶ。

食虫植物モウセンゴケ日本自生種球根性ドロセラ山野草

イシモチソウのよくある質問

Qイシモチソウの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qイシモチソウはどのくらいの大きさになる?
A

イシモチソウの成体サイズは高さ10〜30cm(国内の株)です。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qイシモチソウの水やり・肥料は?
A

イシモチソウの水やり・肥料は「肥料は与えない(小昆虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qイシモチソウの値段の相場は?
A

イシモチソウの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Drosera peltata Thunb.

別名(シノニム): Drosera lunata Buch.-Ham. ex DC., Drosera peltata var. nipponica (Masam.) Ohwi

典拠データベース: GBIF · GBIF Drosera peltata Thunb.

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

日本に自生し、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)、多くの府県で絶滅危惧種とされている。種の保存法の国内希少野生動植物種には指定されていないが、自生地での採取は自治体の条例や自然公園法で禁じられていることがあるため、購入は栽培増殖品を選ぶ。ワシントン条約(CITES)の対象外。モウセンゴケ属には特定外来生物(ナガエモウセンゴケ)が含まれるため、属の植物を海外から輸入する際は種類名証明書の添付が必要。国内で流通する株の購入・栽培に手続きは要らない。

出典: 環境省 特定外来生物等一覧(モウセンゴケ属は種類名証明書の添付が必要な生物) / Wikipedia(ja)イシモチソウ

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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