盆栽図鑑
人気の盆栽樹種の育て方・特徴・整姿のコツをまとめた品種図鑑です。
注目の盆栽
11品種を表示 / 137品種中
© 四葉亭四迷 / CC0ラカンマキ
Podocarpus macrophyllus var. maki
イヌマキの変種で、イヌマキより短く細い葉が密生し、成長がゆるやかで樹形が引き締まる常緑針葉樹。庭木や生垣として知られ、剪定に強いことから松柏類の盆栽にも仕立てられる。
© Cliff from Arlington, Virginia, USA / CC BY 2.0錦松
Pinus thunbergii 'Nishiki'
香川県高松市の瀬戸内海沿岸で見つかった黒松の変異で、幹や枝の樹皮がコルク質に厚くなり、深く大きく割れる。若いうちから風雪に耐えた古木のような荒々しい幹肌になるのが魅力。
© belvedere04 / CC BY 4.0五葉松
Pinus parviflora
盆栽の最高樹種のひとつ。5本の針葉が束になる短い葉と、風格ある幹模様が魅力。成長が遅く樹形が崩れにくい。松柏盆栽の入門にも適している。

真柏(シンパク)
Juniperus chinensis var. sargentii
盆栽界で最も人気の高い柏類。ジンやシャリ(枯れた幹の白骨化)の芸が見どころ。自然界では断崖に自生し、捻じれた幹が野性味と風格を両立。
瑞祥
Pinus parviflora 'Zuisho'
五葉松の八房性品種の代表格。一本の五葉松に現れた変異の枝から挿し木・接ぎ木・取り木で殖やされてきた系統で、枝葉が細かく詰まり、五葉松としては生長が速く樹形が早くできる。
石化檜
Chamaecyparis obtusa 'Sekka'
盆栽用に選別されたヒノキの品種で、小品盆栽の定番。「石化」は一般の八房よりさらに葉が硬く縮れる性質を指し、細かな葉がこんもり密生して、化石のような古風な姿になる。

赤松
Pinus densiflora
雌松とも呼ばれる優美な松。赤褐色の樹皮と柔らかな針葉が女性的な印象を与える。文人木や模様木の樹形が多く、繊細で上品な佇まいが魅力。
© Original: Olga Ukhvatkina ; edit: MPF / CC BY-SA 4.0朝鮮五葉松(チョウセンゴヨウマツ)
Pinus koraiensis
五葉松の近縁種で、より大きな松笠と食用の松の実が特徴。朝鮮半島・中国東北部・ロシア極東と日本(本州中部・四国)に自生し、寒さに非常に強い。力強い幹と豊かな葉が魅力。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0杜松(トショウ)
Juniperus rigida
鋭い針状の葉を持つ日本原産のジュニパー。シンパクとは異なる荒々しい質感が特徴。小品盆栽から大品まで幅広く楽しめる。ジン・シャリの表現にも優れる。
八房杉
Cryptomeria japonica 'Yatsubusa'
葉が細かく大きくならない八房性のスギの総称で、小品の杉盆栽はほぼこの系統。芽吹きが旺盛で芽摘みを繰り返すだけで古木感が出るが、同じ名前でも業者によって葉性が異なる。
© Walter Siegmund / CC BY 2.5浜松(ハママツ)
Pinus contorta
北米西海岸原産の松。海風に耐える強健さと、自然に曲がった幹が特徴。文人木や吹き流し樹形に適し、独特の野趣がある。
盆栽のよくある質問
- 盆栽の相場はいくらくらいですか?
- ミニ盆栽は1,000〜5,000円、中品盆栽は5,000〜50,000円、銘木クラスの大品盆栽は数十万〜数百万円以上と、樹齢やサイズ・樹形で大きく異なります。
- 盆栽は初心者でも始められますか?
- もみじや真柏、五葉松の小品から始めるのがおすすめです。基本的な水やりと年1〜2回の剪定ができれば、初心者でも十分に盆栽を楽しめます。
- 盆栽の寿命はどれくらいですか?
- 適切に管理すれば数百年以上生き続けます。日本には樹齢数百年の盆栽も多数あり、世代を超えて受け継がれる芸術品としての価値があります。
- 盆栽を購入する際の注意点は?
- 根張り・幹の動き・枝のバランスを見ることが大切です。初心者は樹形が整った完成木よりも、手頃な素材木から自分で仕立てる楽しさを味わうのもおすすめです。
- 盆栽の管理で最も重要なことは?
- 毎日の水やりが最も重要です。表土が乾いたらたっぷり水を与え、夏場は朝夕2回が基本です。屋外の風通しと日当たりの良い場所で管理しましょう。