石化檜
中級者向けChamaecyparis obtusa 'Sekka'
盆栽用に選別されたヒノキの品種で、小品盆栽の定番。「石化」は一般の八房よりさらに葉が硬く縮れる性質を指し、細かな葉がこんもり密生して、化石のような古風な姿になる。
概要
石化檜(石化桧、セッカヒノキ)は、盆栽用に選別されたヒノキ(Chamaecyparis obtusa)の品種で、小品盆栽では定番の一つです。盆栽界でいう「石化」は、一般の八房種よりさらに葉が硬く縮れた性質のことで、細かな葉が密生し、長い年月で化石になったような古代的な趣を感じさせます。枝が込みやすく、こんもりと無機質に茂る葉はジオラマの模型のようにも見えます。津山檜が丸い葉先の扇状の葉を広げるのに対し、石化檜は葉が縮れて塊状に詰まる点で見分けられます。一方で、勢いのある徒長枝の葉はあまり石化せず先が尖り、サワラ系の葉性がうかがえるという解説もあり、純粋なヒノキの品種かどうかは資料によって扱いが分かれます。なお「石化」は植物学では枝が帯状になる帯化の意味でも使われますが、盆栽の石化檜で問題になるのは葉の縮れと密生です。枝が込むと内部が蒸れて枯れ込みやすいので、芽摘みと枝すかしで風通しを保つことが維持の要点です。盆栽店で小品素材として定常的に扱われています。
基本情報
原産地
日本(盆栽用に選別された園芸品種。作出の経緯は資料が少ない)
寿命
品種としての寿命の資料は少ない
サイズ
生長が遅く、小品〜ミニ盆栽で維持される
適温
-5〜35℃
水やり・肥料
肥料(春と秋に置き肥)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい半日陰〜日なた。夏の強い日差しは避ける。葉が密なので風通しのよい場所を選ぶ
水やり
水を好む。表土が乾いたらたっぷり与え、夏は1日2〜3回を目安に水切れさせない
温度・冬越し
寒さには強いが、霜で葉が赤茶ける。小鉢は冬に凍結と霜から守る
用土・植え替え
水はけのよい赤玉土主体の用土。植え替えは3〜4月、若木は2年に1回が目安
肥料
春と秋に有機質の固形肥料を置く
剪定・整姿
枝が込みやすいので芽摘みと枝すかしをこまめに。石化しない尖った葉の徒長枝は元から整理する
病害虫・注意点
内部が蒸れると枝枯れやハダニが出る。風通しを保ち、乾燥期は葉水で予防する
石化檜のよくある質問
Q石化檜の栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Q石化檜の水やり・肥料は?
石化檜の水やり・肥料は「肥料(春と秋に置き肥)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q石化檜の値段の相場は?
石化檜の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES附属書の掲載はなく、国内での売買規制もありません。種苗法の登録品種ではありません(品種登録データベースに該当なし、2026年9月確認)。
出典: Species+(CITES 掲載状況の検索) / 農林水産省 品種登録データベース
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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