
出典: Wikimedia Commons
サラセニア・ムーレイ
初心者向けSarracenia × moorei
黄色い袋のS. flavaと白い頭のS. leucophyllaの自然交雑種。両親の中間的な背の高い袋を立て、袋の上部の白い斑や波打つ蓋の縁にS. leucophyllaの血が表れる。
概要
サラセニア・ムーレイ(Sarracenia × moorei)は、S. flavaとS. leucophyllaの間にできる自然交雑種で、両親が一緒に生える米国南東部、主にフロリダ州とアラバマ州に見られる。学名はM. T. マスターズが付けたもの。サラセニアは種どうしが容易に交雑し、交雑種にも稔性があるため、両親の生える場所では交雑種が戻し交配を重ねた集団ができることもある。1代目の交雑種はふつう両親の中間的な姿になり、背の高い直立した袋を作る。S. leucophyllaの影響は、袋の上部が白く色づくことや蓋の縁が細かく波打つことに表れ、S. flavaからは大きな蓋と、前が注ぎ口のように下がった縁を受け継ぐ。親の組み合わせは同じでも、親の個体や交配の世代によって色や大きさの幅が大きく、名前だけで見た目を決めつけないほうがよい。人工的に交配した株もこの名前で扱われる。国内では食虫植物の専門店や通販で、代表的な自然交雑種として定常的に扱われる。管理は一般的なサラセニアと同じで、日なた・腰水・無肥料・冬の休眠が基本。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
基本情報
原産地
米国南東部(主にフロリダ州・アラバマ州)の自然交雑種
寿命
多年草(株分けで長く維持できる)
サイズ
大きさの資料は少ない(両親の中間的な背の高い袋)
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料は与えない(昆虫を捕らえる)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
屋外の日当たりのよい場所で育てる。日照が足りないと色づきが悪く、袋もひ弱になる。
水やり
鉢を4〜6cmほどの深さの水に常に浸けておき、決して乾かさない。水は雨水など溶けた塩類の少ないものを使う。
用土・植え替え
ピートと砂を1:1で混ぜた用土が基本。よく育った株は3〜4年ごとに株分けして植え替える。
温度・冬越し
冬は休眠させる。十分に休眠していれば鉢ごと数週間凍っても耐えるが、休眠前後の早霜・遅霜が危ない。冬越しの場所は暖かすぎないようにする。
肥料
成株の用土に肥料は入れない。根茎が腐る原因になる。日によく当て、虫を捕れる環境に置けば十分育つ。
剪定・整姿
古い袋の養分は新芽に回されるので、切るのは茶色く枯れた部分だけにする。
サラセニア・ムーレイのよくある質問
Qサラセニア・ムーレイの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qサラセニア・ムーレイの水やり・肥料は?
サラセニア・ムーレイの水やり・肥料は「肥料は与えない(昆虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qサラセニア・ムーレイの値段の相場は?
サラセニア・ムーレイの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Sarracenia × moorei Mast.
典拠データベース: GBIF · GBIF Sarracenia × moorei Mast.
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
サラセニア属は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種・亜種を除く)。交配種・園芸品種も対象で、国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要だが、国内での売買・譲渡に登録は要らない。
出典: Species+(CITES)Sarracenia × moorei
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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