
出典: Wikimedia Commons
サラセニア・プルプレア・ベノーサ
初心者向けSarracenia purpurea ssp. venosa
ムラサキヘイシソウ(S. purpurea)の南部亜種。ずんぐりした袋の外側がざらつき、両側の耳が重なるほど大きな蓋を立てるのが北部亜種との違い。より暖かい気候に耐える。
概要
サラセニア・プルプレア・ベノーサ(Sarracenia purpurea subsp. venosa)は、北米に広く分布するムラサキヘイシソウ(S. purpurea)の2亜種のうち南側の亜種。ニュージャージー州から南のメリーランド、デラウェア、バージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージアの各州に分布し、氷河に覆われなかった地域に生える。北部の基亜種より暖かい気候に耐える。袋は長さ30cmまでの寸詰まりの形で、口の周りの縁が大きく、蓋は口を覆わずに直立し、脈が樹枝状に入る。袋は2年ほど傷まずに保たれる。北部亜種との見分けは、袋の外側がざらつくか細かい毛がある(北部は滑らかで光沢がある)、蓋が大きく両側の耳をつまむと重なる、袋が細長くない、花の色が北部より淡い、といった点を複数の株で確かめる。両亜種が接する地域には中間的な株が多い。かつてこの亜種の変種とされたメキシコ湾岸の株は、現在は別種S. roseaとされることが多く、山地の株をvar. montanaとする見解もある。国内では専門店や水草店、通販で多く流通し、種のプルプレアとは別名で売られていることがある。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
サラセニア・プルプレア・ベノーサの大きさ
サラセニア・プルプレア・ベノーサの成体サイズは袋の長さ30cmまで(寸詰まりの形)です。
基本情報
原産地
米国東部(ニュージャージー州〜ジョージア州)
寿命
多年草(株分けで長く維持できる)
サイズ
袋の長さ30cmまで(寸詰まりの形)
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
用土に肥料は与えない(袋にためた水で昆虫を捕らえる)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
屋外の日当たりのよい場所で育てる。日照が足りないと色づきが悪く、袋もひ弱になる。
水やり
鉢を4〜6cmほどの深さの水に常に浸けておき、決して乾かさない。水は雨水など溶けた塩類の少ないものを使う。
用土・植え替え
ピートと砂を1:1で混ぜた用土が基本。よく育った株は3〜4年ごとに株分けして植え替える。
温度・冬越し
冬は休眠させる。十分に休眠していれば鉢ごと数週間凍っても耐えるが、休眠前後の早霜・遅霜が危ない。冬越しの場所は暖かすぎないようにする。
肥料
成株の用土に肥料は入れない。根茎が腐る原因になる。この仲間は袋に水を入れるのを好み、乾燥赤虫をふやかしたものを少量入れると生育を助ける。
剪定・整姿
袋は2年ほどもつので、茶色くなるまで切らない。
サラセニア・プルプレア・ベノーサのよくある質問
Qサラセニア・プルプレア・ベノーサの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qサラセニア・プルプレア・ベノーサはどのくらいの大きさになる?
サラセニア・プルプレア・ベノーサの成体サイズは袋の長さ30cmまで(寸詰まりの形)です。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qサラセニア・プルプレア・ベノーサの水やり・肥料は?
サラセニア・プルプレア・ベノーサの水やり・肥料は「用土に肥料は与えない(袋にためた水で昆虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qサラセニア・プルプレア・ベノーサの値段の相場は?
サラセニア・プルプレア・ベノーサの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Sarracenia purpurea ssp. venosa (Raf.) Wherry
典拠データベース: GBIF · GBIF Sarracenia purpurea subsp. venosa (Raf.) Wherry
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
サラセニア属は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種・亜種を除く)。交配種・園芸品種も対象で、国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要だが、国内での売買・譲渡に登録は要らない。
出典: Species+(CITES)Sarracenia purpurea
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
関連コラム
サラセニアの栽培完全ガイド|品種選び・屋外栽培・冬越し
北米原産の食虫植物サラセニアの栽培ガイド。主要な原種と品種の特徴、日当たりのよい屋外栽培のメリットと環境づくり、用土と鉢の選び方、水やりと腰水の管理、冬の休眠管理まで、日本の気候で元気に育てるコツを解説します。
サラセニアの屋外栽培ガイド|耐寒性と年間管理
サラセニアの屋外栽培のメリット、耐寒性、年間の管理スケジュール、用土・水やり・日照の管理を解説します。
サラセニア属の食虫罠の機能と多様な形態
サラセニア属の食虫植物が持つユニークな罠の仕組みと、種ごとに異なる形態を詳しく解説します。
サラセニア(ヘビトリグサ)の育て方|湿度管理と筒状の捕虫葉をキープする育成法
サラセニアの筒状捕虫葉を健全に保つ育成法。原産地環境の再現、光量・湿度・用土の最適条件、季節管理(冬眠休止期の必要性)、病害虫対応を詳解。経験者向けの専門的な栽培ガイドです。
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





