
出典: Wikimedia Commons
パキポディウム・レアリー
上級者向けPachypodium lealii
根元が大きくふくらんだ徳利形の幹を立て、高さ3〜6mの木になるナミビア・アンゴラのパキポディウム。乾季の落葉した枝先に、外側が紅紫色を帯びた香りのよい白花を咲かせます。
概要
パキポディウム・レアリーはキョウチクトウ科パキポディウム属の樹木状の種で、英名はボトルツリーです。種小名はアンゴラ南部で本種を記録したポルトガルの地図製作者フェルナンド・ダ・コスタ・レアルにちなみます。ナミビアとアンゴラに分布し、ボツワナにも隔離分布します。IUCN レッドリストでは危急(VU)です。高さ3〜6(まれに8)mになり、ふくらんだ根元から数本の幹を立てます。幹は径40cm以上、銀灰色〜淡褐色の樹皮で、刺が3本ずつつき、両側の刺は長さ2.5〜4cmです。葉は長さ2.5〜10cmで、開花期には落葉します。花は香りがあり、白で外側と花筒が紅紫色を帯び、自生地では乾季の冬にあたる5〜11月に咲きます。近縁のサウンデルシー(P. saundersii)は低木状で地際の塊茎が丸くふくらみ、開花期も現地の晩夏〜秋(2〜5月)と早い点で区別されます。国内では通販やネットオークションで実生株が流通しています。
パキポディウム・レアリーの大きさ
パキポディウム・レアリーの成体サイズは自生地で高さ3〜6m(まれに8m)、幹の径40cm以上です。
パキポディウム・レアリーの適温(温度・湿度)
標高1,000〜1,600mの半砂漠やモパネの低木林の岩の多い斜面に生え、自生地の気温はまれに−10℃から45℃まで振れます。
基本情報
原産地
ナミビア・アンゴラ(ボツワナに隔離分布)
寿命
長寿命の木本(寿命の資料は少ない)
サイズ
自生地で高さ3〜6m(まれに8m)、幹の径40cm以上
適温
10〜35℃
水やり・肥料
生育期に控えめに
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日なた〜明るい半日陰で育てます。冬の雨には当てないようにします。
水やり
南部アフリカ産のパキポディウムでは最も難しいとされ、条件が悪いと腐りやすい種です。生育期に適度に与え、それ以外の時期はごく少量か断水します。
温度・冬越し
軽い霜には耐えますが、寒く湿った状態が続くと冬に腐りやすくなります。冬は乾かして霜を避けます。
用土・植え替え
とても水はけのよい用土を使い、根が常に湿った状態にならないようにします。
増やし方
新鮮な種子なら実生で容易に増やせます。発芽後は水の与えすぎに注意します。根腐れを避けるため、ゲアイーやラメレイの台木に接ぐ方法もあります。
病害虫・注意点
樹液は毒性が非常に強く、かつて矢毒に使われたほどで、目に入ると失明のおそれもあります。パキポディウム属は樹液に毒性があり、鋭い刺もあります。植え替えや移動の際は厚手の手袋を使うか、幹を新聞紙で何重にも巻いて持ちます。
パキポディウム・レアリーのよくある質問
Qパキポディウム・レアリーの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qパキポディウム・レアリーはどのくらいの大きさになる?
パキポディウム・レアリーの成体サイズは自生地で高さ3〜6m(まれに8m)、幹の径40cm以上です。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパキポディウム・レアリーの水やり・肥料は?
パキポディウム・レアリーの水やり・肥料は「生育期に控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパキポディウム・レアリーの値段の相場は?
パキポディウム・レアリーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES 附属書 II 掲載種です(パキポディウム属として一括掲載)。国際取引には輸出国の許可が必要ですが、国内での譲渡に登録は不要です。 IUCN レッドリストでは危急(VU)です。
出典: Species+(CITES): Pachypodium lealii / IUCN レッドリスト区分(GBIF 経由): Pachypodium lealii
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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