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シンビジウム© Yercaud-elango / CC BY-SA 4.0

シンビジウムの通販|生産者直販

日本で最もポピュラーな洋蘭のひとつ。豪華な花房を長期間楽しめ、耐寒性が高いのが特徴。春〜秋は屋外で直射日光に当てて管理し、夏の高温で花芽を分化させる。

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シンビジウムの基本データ

栽培難易度
中級者向け
寿命
20年以上
サイズ
30〜80cm(花茎含む)
適正温度
5〜30℃(適温15〜25℃)
適正湿度
50〜70%
水やり
固形肥料を春〜秋に2ヶ月ごと+液肥月2回
置き場所
春〜秋は屋外の半日陰〜日向。冬は室内の明るい場所
花芽形成
夏の高温期と秋の寒暖差が花芽分化に必要
バルブ管理
古いバルブは2〜3年残す。若いバルブの栄養源になる
注意点
秋に室内に取り込むタイミングが重要。早すぎると花芽が育たない
特徴中級者向け耐寒性豪華花房屋外管理

シンビジウムについて

シンビジウムの原種は東アジア・東南アジアの山岳地帯に自生しており、日本には江戸時代から「東洋蘭」として親しまれてきた歴史があります。20世紀初頭にイギリスで大輪の西洋交配種が次々と作出され、現在流通する品種の多くはその系譜を受け継いでいます。花茎は直立または弓形に伸び、直径5〜12cmほどの花を10〜20輪以上連ねた豪華な花穂を形成します。花色は白・黄・ピンク・赤・紫・グリーンと幅広く、唇弁に入る斑紋が品種ごとの個性を際立たせます。バルブ(偽鱗茎)に蓄えた養分で長期間咲き続けられるため、切り花としての持ちも抜群です。耐寒性が洋蘭の中でも高く、適切な管理さえすれば毎年安定して開花する点が愛好家に支持される最大の理由です。

シンビジウムを育てはじめる前に知っておきたい7つのこと

  1. 1置き場所と光の管理

    春〜秋は屋外の明るい日陰や直射日光に当てて育てます。夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、遮光ネットや半日陰での管理が安心です。冬は室内の明るい窓辺に移し、5℃以上を保ちましょう。

  2. 2夏の高温と花芽分化

    花芽を作るには夏(7〜8月)に30℃前後の高温にさらし、その後秋に昼夜の寒暖差(10℃以上)を経験させることが重要です。この温度変化が不足すると翌年の開花が得られないことがあります。夏は屋外管理が花芽分化を促す最大のポイントです。

  3. 3水やりの頻度と方法

    シンビジウムは根腐れに弱いため、用土の表面が乾いたらたっぷり与え、受け皿に水を溜めないことが基本です。春〜秋の生育期は週1〜2回、冬の休眠期は月2〜3回程度が目安です。バークやミズゴケなど用いる用土によっても乾き方が変わるため観察が大切です。

  4. 4肥料と施肥のタイミング

    春〜夏の生育期に緩効性固形肥料や液体肥料を定期的に与えることでバルブ(偽球茎)を太らせ、翌年の開花につながります。花芽が確認できる秋以降は肥料を控えめにし、リン酸・カリウムを重視した肥料に切り替えると効果的です。冬の休眠期は施肥不要です。

  5. 5植え替えの時期と用土

    2〜3年に一度、開花後の3〜4月が植え替えの適期です。根が鉢いっぱいになると通気性・排水性が低下し生育が鈍るため、一回り大きな鉢に新しいバーク培土やミズゴケで植え替えます。植え替え直後の1〜2週間は直射日光を避け、水やりも控えめにして根を落ち着かせましょう。

  6. 6病害虫への注意点

    屋外管理中にナメクジやヨトウムシが新芽や花芽を食害することがあるため、夜間の見回りや誘殺剤の活用が有効です。また、灰色かび病(ボトリチス)は花弁に褐色の斑点を生じさせるため、開花中は風通しを確保し湿気がこもらないよう管理します。葉の黄変は過水や根腐れのサインとして確認しましょう。

  7. 7購入・入手時の選び方

    購入時は葉が緑色でツヤがあり、バルブがふっくらと充実しているものを選びましょう。根が茶色く腐っているものや、葉に黄化・斑点が見られるものは避けるのが無難です。花芽付きの株は開花直前の状態で流通することが多く、置き場所を固定して花に振動を与えないようにすると長く楽しめます。

シンビジウムのよくある質問

Q.室内だけで育てることはできますか?
A.完全な室内栽培では花芽の分化に必要な夏の温度変化が得られにくく、開花しにくくなります。少なくとも春〜秋は屋外に出し、直射日光と自然の温度変化にさらすことが毎年安定して咲かせる条件です。
Q.花が終わったら花茎はどうすればよいですか?
A.すべての花が終わったら、花茎を根元からハサミで切り落とします。そのままにしておくと余計な養分を消費し、株の回復が遅れます。切り口は乾燥させるか、殺菌剤を塗布しておくと安心です。
Q.何年も育てているのに花が咲かないのはなぜですか?
A.最も多い原因は夏の屋外管理不足による花芽未分化です。次に、窒素肥料の与えすぎで葉ばかり茂る場合や、冬の室内が温かすぎて休眠しない場合も開花不良につながります。夏に屋外へ出し、秋以降は低温(夜間10℃前後)にさらすことを意識してください。
Q.花の香りはどのくらい強いですか?
A.品種によって大きく異なり、ほぼ無香のものからほのかに甘い香りを持つものまであります。一般に大輪系より小輪・中輪系の品種に香りの強いものが多い傾向があります。購入前に店頭で確認できる場合は、実際に香りをチェックしてみましょう。

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