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パフィオペディルムの基本データ
- 栽培難易度
- 中級者向け
- 寿命
- 10年以上
- サイズ
- 15〜40cm
- 水やり
- −
- 日光
- 半日陰
- 温度
- 15〜28℃
- 水やり
- 常に軽く湿った状態
- 植え込み
- 水苔・バーク
パフィオペディルムについて
パフィオペディルムは東南アジアから中国南部・インド東部にかけての熱帯・亜熱帯林床を原産とする地生蘭で、属名はギリシャ語で「アフロディーテのサンダル」を意味します。その名が示すとおり、花の中央に位置する袋状のリップ(唇弁)が最大の特徴で、虫を誘い込んで受粉させるという巧みな生存戦略の産物です。花色は緑・茶・白・紫・黄などが複雑に組み合わさった落ち着いた色調が多く、単色の派手な蘭とは異なる渋い美しさがあります。バルブを持たないため乾燥に弱い反面、半日陰でも育つ耐陰性の高さが栽培上の大きな利点です。一度の開花で1〜3ヶ月咲き続ける持久力も魅力のひとつで、丁寧に管理すれば10年以上同じ株を育て続けることができます。
パフィオペディルムを育てはじめる前に知っておきたい6つのこと
1光は半日陰が基本
直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテン越しの柔らかい光が最適です。北向きや東向きの窓辺でも十分育ちます。蛍光灯やLED照明での室内栽培も可能です。
2水やりは乾かし気味に
根腐れしやすいため、鉢土の表面が乾いてから数日後に水を与えるのが目安です。受け皿に水を溜めたままにしないよう注意しましょう。生育期の春〜秋はやや多め、休眠傾向の冬は控えめにします。
3適温は15〜25℃が理想
一般的な室内温度に適応しやすく、15〜25℃の環境で健全に育ちます。ただし冬場の5℃以下や夏場の30℃超えが続くと生育が衰えるため注意が必要です。冷暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。
4植え替えは2〜3年に一度
ウォーターモス・バーク・ヤシ殻チップなど排水性の高い専用用土を使い、根が鉢いっぱいになったら植え替えます。植え替え適期は花後の春が理想です。古い用土は根腐れの温床になるため早めの更新を心がけましょう。
5花は一茎一輪が多い
一本の花茎に一輪だけ咲く品種が多く、その分一輪の存在感と観賞期間の長さが際立ちます。開花まで株の充実が必要なため、成熟株になるまで数年かかることもあります。焦らず株を大きく育てることが開花への近道です。
6肥料は薄めを少量ずつ
生育期の春〜秋に、一般的な液体肥料を規定量の半分以下に薄めて月1〜2回程度与えます。肥料過多は根を傷める原因になるため、少量ずつ継続するのがコツです。冬は施肥を休止するか、さらに薄めた量にとどめましょう。
パフィオペディルムのよくある質問
- Q.初心者でも育てられますか?
- A.強い直射日光を避け、水切れさせないという基本を守れば比較的育てやすい蘭です。バルブがないため乾燥に弱い点だけ注意すれば、難易度は高くありません。
- Q.花が咲かない原因は何ですか?
- A.光量不足と昼夜の温度差が不十分なことが主な原因です。秋から冬にかけて昼夜で5〜10℃の温度差をつけることが開花を促すきっかけになります。また、肥料過多も花芽形成を妨げることがあります。
- Q.水苔とバークどちらが向いていますか?
- A.水苔は保水性が高く、乾燥に弱いパフィオペディルムに向いています。バークは排水性に優れ、根腐れリスクを下げたい場合に適しています。初心者には保水管理がしやすい水苔がおすすめです。
- Q.葉が黄色くなるのはなぜですか?
- A.直射日光による葉焼け、根腐れ、または自然な老葉の枯れが主な原因です。新葉が健全に出ているなら古葉の黄化は正常な新陳代謝です。根の状態を確認し、茶色く腐った根がある場合は植え替えを検討してください。
- Q.1株の価格の相場はどのくらいですか?
- A.国内流通品の開花株は1,500〜5,000円程度が一般的ですが、希少種や原種系・交配種によっては数万円になるものもあります。初めての方は流通量が多く管理情報も豊富な一般品種から始めるとよいでしょう。
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