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蔦 (Parthenocissus tricuspidata)

出典: Wikimedia Commons

蔦

初心者向け

Parthenocissus tricuspidata

燃えるような紅葉が見どころのブドウ科のつる性落葉樹。巻きひげの先の吸盤で壁や木に張り付いて伸びる。盆栽では常緑のキヅタではなく、冬に落葉するこの「夏蔦」が使われる。

栽培難易度
初心者向け
適正温度
-5〜35℃
寿命
寿命の資料は少ない
サイズ
つるは長さ30m以上に育つ(盆栽では剪定で小さく保つ)
水やり・肥料
肥料(5〜11月、梅雨と夏を除いて控えめに)

概要

蔦(ツタ、Parthenocissus tricuspidata)は、北海道南部から九州の山林に自生するブドウ科ツタ属のつる性落葉樹で、中国や朝鮮半島にも分布します。名前は木や岩を「伝う」ことに由来するといわれ、巻きひげの先の丸い吸盤で壁や幹に張り付いて伸びます。欧米の建物を覆うツタの多くは日本産とされるほど世界に広まっています。冬に落葉することから、常緑のキヅタ(冬蔦)に対して夏蔦とも呼ばれ、盆栽で使われるのはこの夏蔦です。最大の魅力は燃えるような紅葉で、落葉の際は先に葉身が落ち、あとから葉柄が落ちます。葉の形は枝によって変わり、短い枝の葉は大きめで先が2〜3裂し、長い枝の葉は小型の卵形か3枚の小葉に分かれます。初夏に目立たない黄緑色の小花を咲かせ、11月ごろに直径5〜7mmの藍黒色の実が熟します。似たアメリカヅタは小葉が5枚一組で、紅葉の美しさは蔦に劣るとされます。盆栽では芽摘みしても小枝ができにくいため、葉刈りや切り戻しで枝を増やし、古くなって太った蔓を幹として見せます。丈夫で育てやすく、実生や挿し木で簡単に殖やせ、小品盆栽として専門店で扱われています。

蔦の大きさ

蔦の成体サイズはつるは長さ30m以上に育つ(盆栽では剪定で小さく保つ)です。

基本情報

原産地

日本(北海道南部〜九州)、中国、朝鮮半島

寿命

寿命の資料は少ない

サイズ

つるは長さ30m以上に育つ(盆栽では剪定で小さく保つ)

適温

-5〜35℃

水やり・肥料

肥料(5〜11月、梅雨と夏を除いて控えめに)

栽培ポイント

日当たり・置き場所

春〜梅雨は明るく風通しのよい場所へ。夏の強い日差しは葉焼けして紅葉が悪くなるので明るい日陰に。秋以降はよく日に当てると紅葉がきれい

水やり

春は1日1〜2回、夏は朝夕中心に2〜3回、冬は2〜3日に1回が目安。夏の水切れに注意する一方、過水は根腐れの原因なので乾いてから

温度・冬越し

寒さには強いが、冬の間に枝枯れしやすいので保護する

用土・植え替え

3月に1〜2年に1回。直根を切ると枯れることがあるので大きな根処理は避け、分岐のところで切り詰める程度に

肥料

多肥は紅葉の遅れや徒長の原因なので控えめに。梅雨と夏を除く5〜11月に固形肥料か薄い液肥

剪定・整姿

芽摘みでは小枝ができにくい。休眠期(12〜3月)に全体を剪定し、成長期は切り戻しで二番芽を出す。6〜7月の葉刈りで葉を小さくし秋の紅葉もよくなる

病害虫・注意点

丈夫で育てやすい。細枝は冬に枯れやすいので、針金は向きの修正程度に。自生種なので山採りではなく実生・挿し木の栽培品を

紅葉つる性初心者向け小品

蔦のよくある質問

Q蔦の栽培難易度は?
A

初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。

Q蔦はどのくらいの大きさになる?
A

蔦の成体サイズはつるは長さ30m以上に育つ(盆栽では剪定で小さく保つ)です。栽培環境や個体差により多少前後します。

Q蔦の水やり・肥料は?
A

蔦の水やり・肥料は「肥料(5〜11月、梅雨と夏を除いて控えめに)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Q蔦の値段の相場は?
A

蔦の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Parthenocissus tricuspidata (Siebold & Zucc.) Planch.

別名(シノニム): Ampelopsis tricuspidata Siebold & Zucc., Cissus tricuspidata Siebold & Zucc., Ampelopsis veitchii Laurentius

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

CITES附属書の掲載はなく、国内での売買規制もありません。日本の自生種なので、野生株は採取せず栽培品を選んでください。

出典: Species+(CITES 掲載状況の検索)

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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