
AI生成イメージ
ネペンテス・アッテンボロギー
上級者向けNepenthes attenboroughii
フィリピン・パラワン島のビクトリア山にだけ自生する大型のウツボカズラ。鐘形の袋は高さ30cmに達し、1.5L以上入るものも記録されている。博物学者デイビッド・アッテンボローにちなむ名。
概要
ネペンテス・アッテンボロギー(Nepenthes attenboroughii)は、フィリピン・パラワン島中部のビクトリア山塊だけに分布するウツボカズラ属の原種。2007年にA. Robinson、S. McPherson、V. Heinrichが発見し、2009年に記載された。名前は、ウツボカズラ好きでも知られる英国の博物学者デイビッド・アッテンボローにちなむ。標高1450mからビクトリア山頂(1726m)にかけて、超塩基性岩(蛇紋岩など)の岩がちな土地に、高さ0.8〜1.8mほどの低木に混じって生える。茎は太さ3.5cm、高さ1.5mほどになる直立〜斜上する低木状で、葉は厚い革質。下部の袋はもろく鐘形で、高さ30cm、幅16cmに達し、属の中でも最大級で、容量1.5Lを超える袋が記録されている。上部の袋はやや漏斗形で高さ25cmほど。袋の色は緑や黄色から全体が濃い紫まで幅がある。袋は上を向いて開くため雨水で満たされることが多く、2012年には袋の中からトガリネズミの死骸が見つかった。ただし通常の獲物は大型の昆虫とされる。分布が狭く盗掘の危険もあるため、IUCNでは近絶滅種(CR)とされる。国内では専門店の実生苗が流通する。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ネペンテス・アッテンボロギーの大きさ
ネペンテス・アッテンボロギーの成体サイズは下部の袋は高さ30cm・幅16cmまで、株高1.5mほどです。
基本情報
原産地
フィリピン(パラワン島ビクトリア山塊、標高1450〜1726m)
寿命
多年生(直立〜斜上する低木状)
サイズ
下部の袋は高さ30cm・幅16cmまで、株高1.5mほど
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はごく薄く控えめに(大型の昆虫などを捕らえる)
栽培ポイント
温度・冬越し
高地性の種で、長く育てるには夜の気温が下がることが欠かせない。日本の夏は夜温の高さが最大の課題になる。
日当たり・置き場所
自生地は低木がまばらな開けた山頂部で、明るい光を好む。
水やり
雨水や溶けた塩類の少ない水を使い、用土が乾ききる前に与える。受け皿に水をためっぱなしにせず、水はけのよい用土で根を蒸らさない。
用土・植え替え
自生地は超塩基性岩の岩がちな土地。栽培では水はけのよい用土に植え、根を蒸らさない。
肥料
化成肥料を使うならごく薄くする。ときどき捕虫袋に虫を入れる程度で十分育つ。
病害虫・注意点
IUCNの近絶滅種で、自生地では盗掘が脅威になっている。購入は実生や組織培養で殖やした株を選ぶ。
ネペンテス・アッテンボロギーのよくある質問
Qネペンテス・アッテンボロギーの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qネペンテス・アッテンボロギーはどのくらいの大きさになる?
ネペンテス・アッテンボロギーの成体サイズは下部の袋は高さ30cm・幅16cmまで、株高1.5mほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qネペンテス・アッテンボロギーの水やり・肥料は?
ネペンテス・アッテンボロギーの水やり・肥料は「肥料はごく薄く控えめに(大型の昆虫などを捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qネペンテス・アッテンボロギーの値段の相場は?
ネペンテス・アッテンボロギーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Nepenthes attenboroughii A.S.Rob., S.McPherson & V.B.Heinrich
典拠データベース: GBIF · GBIF Nepenthes attenboroughii A.S.Rob., S.Mc Pherson & V.B.Heinrich
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ウツボカズラ属(ネペンテス属)は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種を除く)。交配種・園芸品種も対象で、国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要。国内での売買や栽培に手続きは要らない。野生ではIUCNレッドリストの近絶滅種(CR)。
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
関連コラム
ネペンテスの水筒型捕虫葉を完全開発させる栽培秘訣|環境管理と生理学的アプローチ
ネペンテスの捕虫葉は、2億年進化してきた食虫メカニズムの最高傑作。本記事では湿度・光・栄養管理で捕虫葉を完全に成熟させ、実際の捕食機能を持つ株に育成する方法を解説します。
ウツボカズラの温室なし栽培|室内で袋をつけさせる管理方法
ウツボカズラ(ネペンテス)を温室なしで室内栽培する方法を解説。袋がつかない原因と対策、湿度の確保方法、品種選び、冬越しのコツを紹介します。
ハイランドネペンテスの栽培入門|高山性ウツボカズラの涼しい管理術
高山性ネペンテス(ハイランドネペンテス)の特徴、夏場の冷房管理、湿度・温度のコントロール方法を解説します。
ネペンテスの育て方|袋を大きくする栽培テクニック
ネペンテスの基本的な育て方と、美しい袋(ピッチャー)を大きく育てるための湿度・温度・光の管理テクニックを解説します。
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





