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ネペンテス・クリペアタ (Nepenthes clipeata)

出典: Wikimedia Commons

ネペンテス・クリペアタ

上級者向け

Nepenthes clipeata

つるの先が葉の裏側に付く円い楯形の葉と、下がふくらんだ大きな袋をもつウツボカズラ。ボルネオ島ケラム山の花崗岩の絶壁だけに生え、野生では絶滅が最も心配されている種の一つ。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
10〜30℃
寿命
多年生(よじ登らない)
サイズ
袋の高さ30cmまで・茎は2mほど
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はごく薄く控えめに(虫を捕らえる)

概要

ネペンテス・クリペアタ(Nepenthes clipeata)は、インドネシア西カリマンタン州のケラム山にある、ほぼ垂直な花崗岩の絶壁だけに知られるウツボカズラ属の原種。標高およそ600〜800mに生え、種小名はラテン語の「円い楯」で、葉の形にちなむ。つる(巻きひげ)が葉の先端ではなく葉身の裏側に付く楯形の葉が最大の特徴で、ほぼ円形の葉と太く短いつるは、属の中でもフィリピンの N. truncata にしか似た例が無いとされる。袋は高さ30cmに達し、下部が球形にふくらみ、上部はやや漏斗状に広がる。袋は1種類だけで、茎はよじ登らず長さ2mほどにとどまる。植物全体が長い褐色の毛に密に覆われる。1894年にHallierが初めて採集した。1980年代から採集者が増え、干ばつや山火事も重なって激減し、1995年には野生に15株ほどしか残っていないと考えられた。2010年の調査では近づけない崖を中心に260株が確認されたが、IUCNレッドリストでは近絶滅種(CR)とされる。国際食虫植物協会(ICPS)は域外保全の計画を立ち上げており、合法に採集された系統は栽培下で3〜4系統しかないと見積もられている。国内では専門店やオークションで継続的に扱われるが、購入は実生や組織培養で殖やした株を選ぶ。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

ネペンテス・クリペアタの大きさ

ネペンテス・クリペアタの成体サイズは袋の高さ30cmまで・茎は2mほどです。

基本情報

原産地

インドネシア(西カリマンタン州ケラム山、標高約600〜800m)

寿命

多年生(よじ登らない)

サイズ

袋の高さ30cmまで・茎は2mほど

適温

10〜30℃

湿度

60〜90%

水やり・肥料

肥料はごく薄く控えめに(虫を捕らえる)

栽培ポイント

日当たり・置き場所

自生地は開けた絶壁で、明るい光を好む。

水やり

雨水や溶けた塩類の少ない水を使い、用土が乾ききる前に与える。受け皿に水をためっぱなしにせず、水はけのよい用土で根を蒸らさない。絶壁の岩肌に生える種なので、用土が常に湿りすぎないよう注意する。

温度・冬越し

標高600〜800mの中間的な環境に生える。寒さに弱いので冬は加温し、夏の過度な高温も避ける。

用土・植え替え

水はけと通気のよい用土に植える。ミズゴケ単体や、洋ラン用の用土にミズゴケやパーライトを混ぜたものがよく使われる。

肥料

化成肥料を使うならごく薄くする。ときどき捕虫袋に虫を入れる程度で十分育つ。

病害虫・注意点

野生ではIUCNの近絶滅種。購入は実生や組織培養で殖やした株を選ぶ。栽培下の遺伝的系統が少ないため、増やした株は保全の面でも価値がある。

食虫植物ネペンテスウツボカズラ原種希少種

ネペンテス・クリペアタのよくある質問

Qネペンテス・クリペアタの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qネペンテス・クリペアタはどのくらいの大きさになる?
A

ネペンテス・クリペアタの成体サイズは袋の高さ30cmまで・茎は2mほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qネペンテス・クリペアタの水やり・肥料は?
A

ネペンテス・クリペアタの水やり・肥料は「肥料はごく薄く控えめに(虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qネペンテス・クリペアタの値段の相場は?
A

ネペンテス・クリペアタの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Nepenthes clipeata Danser

典拠データベース: GBIF · GBIF Nepenthes clipeata Danser

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書IIIUCN CR · 深刻な危機

ウツボカズラ属(ネペンテス属)は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種を除く)。交配種・園芸品種も対象で、国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要。国内での売買や栽培に手続きは要らない。野生ではIUCNレッドリストの近絶滅種(CR)で、希少性にかかわらず条約上は附属書IIの扱い。

出典: Species+(CITES)Nepenthes clipeata

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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