
出典: Wikimedia Commons
ネペンテス・マダガスカリエンシス
中級者向けNepenthes madagascariensis
マダガスカル島東岸の低地湿地に生えるウツボカズラ。細身の漏斗形をした黄色い上部の袋が多く、幅広い縁とほぼ円形の蓋が目印。17世紀に記録された、属で最初に学術的に知られた種。
概要
ネペンテス・マダガスカリエンシス(Nepenthes madagascariensis)は、マダガスカル島に自生する2種のウツボカズラの一つ(もう1種はN. masoalensis)。1658年にフランスのE. de フラクールが著書で紹介しており、ウツボカズラ属で最初に学術的に記録された種とされる。正式な記載は1798年のポワレによる。島の東海岸沿いに分布し、南部のトラニャロ周辺に最も多く、北はマソアラ半島まで見られる。低地の湿地の縁や、泥炭質・砂質の土壌の開けた場所に生える。高さは2mを超えることはまれな半低木状で、若い部分は赤い毛に覆われる。地上の袋は少なく、主に細身の漏斗形をした上部の袋を作り、高さは26cmほどになる。袋は明るい黄色が多いが、赤いものも記録されている。縁(ペリストーム)が幅広く、蓋がほぼ円形なのが特徴。捕らえる獲物の大半はアリで、袋の中にはクモの仲間が住みつく。雌雄異株。IUCNレッドリスト(2018年)では低懸念(LC)。国内では山野草店や食虫植物の専門店、オークションで扱われ、挿し木で殖やした株も出回る。低地性なので冬の寒さには弱い。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ネペンテス・マダガスカリエンシスの大きさ
ネペンテス・マダガスカリエンシスの成体サイズは高さ2mまで、上部の袋は高さ26cmほどです。
基本情報
原産地
マダガスカル(東海岸の低地)
寿命
多年生(半低木状)
サイズ
高さ2mまで、上部の袋は高さ26cmほど
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はごく薄く控えめに(主にアリを捕らえる)
栽培ポイント
温度・冬越し
低地性の種で、一年を通して高温多湿を好む。寒さに弱いので、秋から春は暖かい室内や加温した温室で管理する。
日当たり・置き場所
明るい光を好む。窓辺や温室の明るい場所に置き、真夏の強い直射日光だけは避ける。
水やり
雨水や溶けた塩類の少ない水を使い、用土が乾ききる前に与える。受け皿に水をためっぱなしにせず、根を蒸らさない。
用土・植え替え
水はけと通気のよい用土に植える。ミズゴケ単体や、洋ラン用の用土にミズゴケやパーライトを混ぜたものがよく使われる。
肥料
化成肥料を使うならごく薄くする。ときどき捕虫袋に虫を入れる程度で十分育つ。
増やし方
雌雄異株で、1株だけでは種子ができない。挿し木で殖やした株が流通しており、自分でも茎の挿し木で殖やせる。
ネペンテス・マダガスカリエンシスのよくある質問
Qネペンテス・マダガスカリエンシスの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qネペンテス・マダガスカリエンシスはどのくらいの大きさになる?
ネペンテス・マダガスカリエンシスの成体サイズは高さ2mまで、上部の袋は高さ26cmほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qネペンテス・マダガスカリエンシスの水やり・肥料は?
ネペンテス・マダガスカリエンシスの水やり・肥料は「肥料はごく薄く控えめに(主にアリを捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qネペンテス・マダガスカリエンシスの値段の相場は?
ネペンテス・マダガスカリエンシスの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Nepenthes madagascariensis Poir.
別名(シノニム): Nepenthes madagascariensis var. macrocarpa Scott Elliot, Nepenthes madagascariensis var. cylindrica Dub.
典拠データベース: GBIF · GBIF Nepenthes madagascariensis Poir.
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ウツボカズラ属(ネペンテス属)は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種を除く)。国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要だが、国内での売買・譲渡に登録は要らない。
出典: Species+(CITES)Nepenthes madagascariensis
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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