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ヘツカラン (Cymbidium dayanum)

出典: Wikimedia Commons

ヘツカラン

中級者向け

Cymbidium dayanum

細長い濃緑の葉を束ね、夏から秋に弓なりや下垂する花茎に中輪の花を連ねるシンビジウムの原種。日本の暖地にも自生し、国産シンビジウムでは珍しく樹上に着生して育ちます。

栽培難易度
中級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
花茎の長さ約22cm、花径4〜5cm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料

概要

ヘツカラン(Cymbidium dayanum)はラン科シュンラン属(シンビジウム属)の原種で、洋ラン名ではシンビジウム・ダイアナムと呼ばれます。インドのアッサムやヒマラヤ東部からタイ・カンボジア・ベトナム・中国、ボルネオ・マレーシア・フィリピン・スマトラ・台湾まで東南アジアに広く分布し、日本でも琉球列島を含む暖地に自生します。日本の個体群は変種 var. austrojaponicum として記載されたこともあり、現在の GBIF ではこれも本種に含めています。標高200〜1800mほどの常緑樹林で木の幹の低い位置に着生し、ときに地上にも生えます。日本のシュンラン属はほとんどが地生ランで、樹上に着生する本種は例外的な存在です。偽球茎は目立たず、長さのある細い線形の濃緑色の葉を5〜12枚ほど扇状につけます。夏から秋に、株元から直立〜下垂する長さ20cm前後の花茎を出し、径4〜5cmの花を5〜15輪咲かせます。年間を通して環境が大きく変わらない管理を好みます。国内では洋ラン専門店が実生株を扱っており、白花のアルバも流通しています。国内自生種なので、購入は栽培増殖された実生株を選びます。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

ヘツカランの大きさ

ヘツカランの成体サイズは花茎の長さ約22cm、花径4〜5cmです。

基本情報

原産地

インド北東部・ヒマラヤ東部〜東南アジア・中国・台湾・日本(琉球列島を含む暖地)

寿命

多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)

サイズ

花茎の長さ約22cm、花径4〜5cm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

生育期に薄めの液体肥料

栽培ポイント

日当たり・置き場所

林内の木の幹に着生する種なので、直射日光を避けた明るい半日陰で育てます。

水やり

年間を通して極端に乾かしたり過湿にしたりせず、植え込み材が乾きかけたら与えます。

温度・冬越し

暑さには比較的強い一方、寒さは苦手です。冬は室内に取り込み、急な温度変化を避けます。

用土・植え替え

花茎が垂れ下がるので、高さのある鉢かバスケットに、水はけのよいラン用の用土やバークで植えます。

病害虫・注意点

国内自生種です。山採りの株ではなく、実生など栽培増殖された株を選んでください。

ランシンビジウム原種着生日本自生

ヘツカランのよくある質問

Qヘツカランの栽培難易度は?
A

中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。

Qヘツカランはどのくらいの大きさになる?
A

ヘツカランの成体サイズは花茎の長さ約22cm、花径4〜5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qヘツカランの水やり・肥料は?
A

ヘツカランの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qヘツカランの値段の相場は?
A

ヘツカランの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Cymbidium dayanum Rchb.f.

別名(シノニム): Cymbidium dayanum subsp. austrojaponicum Tuyama, Cymbidium eburneum subsp. austrojaponicum (Tuyama) M.Hiroe, Cymbidium eburneum subsp. dayanum (Rchb.f.) Hook.f., Cymbidium eburneum subsp. dayi Jennings, Cymbidium simonsianum subsp. vernale Makino

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書II

ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。 日本の自生種で、種の保存法の国内希少野生動植物種には指定されていません(環境省の一覧で確認)。ただし都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域があるため、山採り株ではなく栽培・増殖された株を選んでください。

出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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