
Source: Wikimedia Commons
デンドロビウム
中級者向けDendrobium spp.
約1,500種を擁する蘭科最大級の属。ノビル系(デンドロビウム・ノビレ)が日本で最も人気。バルブ(茎)に沿って花がびっしり咲く姿は圧巻。冬の低温処理が開花の鍵。
概要
デンドロビウム(Dendrobium)は東南アジア・南アジア・オーストラリア・太平洋諸島に1,800種以上が分布するラン科最大級の属です。熱帯雨林の樹木から高山の岩場まで多様な環境に着生・岩生し、茎の形も棒状・偽球茎状・扁平茎状と多岐にわたります。花は小輪〜大輪まで幅広く、白・ピンク・黄・紫・緑・複色など色彩も豊富です。代表的なノビレ系は節ごとに多数の花を密着させて咲かせ、ファレノプシス系はコチョウランに似た丸弁大輪花を穂状につけます。多くの種で花芽形成に秋〜冬の低温(5〜10℃に1ヶ月以上)が必要です。管理は春〜秋は遮光30〜50%の屋外、冬は明るい室内に取り込みます。バーク・水苔で植え込み、生育期は十分な水分と施肥、休眠期は乾燥気味にして低温に当てることが開花の鍵です。種の多様性と交配のしやすさから世界中で無数の交配品種が作出されています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
基本情報
原産地
Diverse habitats throughout much of south, east and 東南アジア
寿命
15年以上
サイズ
20〜60cm
適温
5〜30℃(適温15〜25℃)
湿度
50〜70%
水やり・肥料
液肥を春〜夏に月2回。秋以降は肥料を止める
栽培ポイント
置き場所
春〜秋は屋外で遮光30〜50%。冬は明るい室内
花芽形成
秋に5〜10℃の低温に1ヶ月以上当てることが開花条件
高芽対策
低温不足だと花芽でなく高芽(子株)が出る
注意点
過湿に弱い。水やりは鉢が軽くなってから
デンドロビウムのよくある質問
Qデンドロビウムの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qデンドロビウムの適正温度は?
デンドロビウムの適正温度は5〜30℃(適温15〜25℃)です。推奨湿度は50〜70%です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
Qデンドロビウムの寿命はどれくらい?
デンドロビウムの平均寿命は15年以上です。適切な栽培環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。
Qデンドロビウムはどのくらいの大きさになる?
デンドロビウムの成体サイズは20〜60cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qデンドロビウムの水やり・肥料は?
デンドロビウムの水やり・肥料は「液肥を春〜夏に月2回。秋以降は肥料を止める」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qデンドロビウムの値段の相場は?
デンドロビウムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年7月8日
栽培スペック
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Dendrobium spp. Sw.
別名(シノニム): Dendrobium spp., Maccraithea, Australorchis, Distichorchis, Dendrobates, Euphlebium, Herpetophytum, Pedilonum
典拠データベース: GBIF · POWO · RHS 蘭交配種登録(International Orchid Register) · AOS(米国蘭協会)
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ラン科 Orchidaceae は科全体が CITES 附属書II(附属書I 該当の Paphiopedilum 属・Phragmipedium 属および特定種を除く)。栽培品種・交配種も科の規制を受けるが、人工繁殖個体は附属書により取引が簡略化される場合がある。
出典: CITES Appendices (Orchidaceae spp. = Appendix II) / CITES Appendix I Orchid Checklist (Kew/UNEP-WCMC 2019)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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