
出典: Wikimedia Commons
ファレノプシス・アマビリス
中級者向けPhalaenopsis amabilis
白い大輪の胡蝶蘭のイメージのもとになった原種。長く弓なりに伸びる花茎に、径6〜8cmほどの白く平らな花を多数咲かせ、唇弁の先が糸のように細く2本伸びます。インドネシアの国花の一つです。
概要
ファレノプシス・アマビリス(Phalaenopsis amabilis)は、ラン科コチョウラン属の着生ランです。1753年にリンネが Epidendrum amabile として記載し、1825年にブルーメが現在の学名にしました。種小名はラテン語で「愛らしい」を意味します。フィリピン(パラワン)、ボルネオ、スマトラ、ジャワ、スラウェシ、モルッカ諸島からニューギニア、オーストラリア北東部まで広く分布し、3亜種に分けられます。葉は厚い肉質で2〜8枚、長さ15〜30cm。長さ30〜75cmの弓なりの花茎を伸ばし、先の枝ごとに白く長持ちする花を2〜10輪つけます。花は径6〜8cmほどで、唇弁は白地に黄色と赤みの模様があり、中裂片の先が糸のように細く2本伸びます。インドネシアでは「アングレック・ブラン(月のラン)」と呼ばれ、国花の一つです。和名コチョウランの由来となった P. aphrodite とよく似ており、花がやや大きいことや唇弁の付け根の突起の形で見分けます。この2種は白い大輪胡蝶蘭のイメージの基本となった原種です。一般的なコチョウランより強めの光を好みます。国内では原種胡蝶蘭を扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ファレノプシス・アマビリスの大きさ
ファレノプシス・アマビリスの成体サイズは葉長15〜30cm、花茎30〜75cm、花径6〜8cmほどです。
基本情報
原産地
東南アジア島しょ部・ニューギニア・オーストラリア北東部(標高600mまでの雨林)
寿命
多年生で、株を更新しながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
葉長15〜30cm、花茎30〜75cm、花径6〜8cmほど
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
一般的なコチョウランより強めの光を好みます。直射日光は避けつつ明るい場所に置き、葉がわずかに赤みを帯びる程度が目安です。
水やり
植え込み材が乾きかけたらたっぷり与えます。株元に水をためないようにします。
温度・冬越し
高温性の種です。冬も室内の暖かい場所で管理します。
用土・植え替え
水苔やバークで鉢植えにするほか、板付けでも育ちます。根は太く長く伸びます。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
病害虫・注意点
よく似た P. aphrodite や白花の交配種と混同されることがあります。原種として購入する場合は学名の確かな株を選びます。
ファレノプシス・アマビリスのよくある質問
Qファレノプシス・アマビリスの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qファレノプシス・アマビリスはどのくらいの大きさになる?
ファレノプシス・アマビリスの成体サイズは葉長15〜30cm、花茎30〜75cm、花径6〜8cmほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qファレノプシス・アマビリスの水やり・肥料は?
ファレノプシス・アマビリスの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qファレノプシス・アマビリスの値段の相場は?
ファレノプシス・アマビリスの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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