
出典: Wikimedia Commons
ファレノプシス・コルヌセルビ
中級者向けPhalaenopsis cornu-cervi
鹿の角のように平たく分かれる花茎が名前の由来の原種胡蝶蘭。肉厚で香りのある径3〜5cmの花を、同じ花茎から長い期間くり返し咲かせます。東南アジアの低地に広く分布します。
概要
ファレノプシス・コルヌセルビ(Phalaenopsis cornu-cervi)は、ラン科コチョウラン属の小型の着生ランで、種小名はラテン語で「鹿の角」を意味します。平たく翼のある花茎が枝分かれする姿を鹿の角に見立てたもので、タイでも同じ意味の名で呼ばれます。インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ニコバル諸島、マレーシア、ジャワ、ボルネオ、スマトラ、フィリピンに広く分布し、標高200〜1000mの開けた場所の低木や、露の多い川沿い・低地の森林の高い樹上に着生し、岩の上に生えることもあります。茎は短く、肉厚の長楕円形の葉をつけます。長さ9〜42cmの平たく分岐する花茎に、香りがあり長持ちする肉厚の花を7〜12輪つけます。花は径3〜5cmで、主に春から秋に咲きますが、一年のどの時期にも咲くことがあります。花茎は緑色のうちは再び花をつけるので、切らずに残します。黄花の型(f. flava)や赤い型(f. sanguinea)なども記載されています。自然交雑種 P. × valentinii の親でもあります。国内では原種胡蝶蘭を扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ファレノプシス・コルヌセルビの大きさ
ファレノプシス・コルヌセルビの成体サイズは小型。花茎9〜42cm、花径3〜5cmです。
基本情報
原産地
インド〜東南アジア・フィリピン(標高200〜1000m)
寿命
多年生で、株を更新しながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。花茎9〜42cm、花径3〜5cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
半日陰の明るい場所で育てます。
水やり
生育期は湿度を高く保って水を与え、冬ははっきりと乾かし気味の期間を設けます。
温度・冬越し
高温〜低温まで幅広く適応するとされます。冬は室内で管理し、寒さに当てないようにします。
用土・植え替え
板付けにするか、粗く水はけのよい植え込み材で鉢植えにします。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
花の楽しみ方
花茎は緑色のうちは再び花をつけるので、花が終わっても切らずに残します。
ファレノプシス・コルヌセルビのよくある質問
Qファレノプシス・コルヌセルビの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qファレノプシス・コルヌセルビはどのくらいの大きさになる?
ファレノプシス・コルヌセルビの成体サイズは小型。花茎9〜42cm、花径3〜5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qファレノプシス・コルヌセルビの水やり・肥料は?
ファレノプシス・コルヌセルビの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qファレノプシス・コルヌセルビの値段の相場は?
ファレノプシス・コルヌセルビの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Phalaenopsis cornu-cervi (Breda) Blume & Rchb.f.
別名(シノニム): Phalaenopsis borneensis Garay, Phalaenopsis cornu-cervi f. borneensis (Garay) O.Gruss & M.Wolff, Phalaenopsis cornu-cervi f. chattaladae D.L.Grove, Phalaenopsis cornu-cervi f. flava (Braem ex Holle-De Raeve) Christenson, Phalaenopsis cornu-cervi f. picta (Hassk.) O.Gruss & M.Wolff, Phalaenopsis cornu-cervi f. sanguinea Christenson
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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