
出典: Wikimedia Commons
ファレノプシス・ルデマニアナ
中級者向けPhalaenopsis lueddemanniana
フィリピン固有の原種胡蝶蘭。ロウ質で肉厚の花は白〜黄土色の地に紫〜赤紫の斑点や横縞が入り、甘い香りがあって長持ちします。花茎の先に子株(高芽)をつけやすい性質があります。
概要
ファレノプシス・ルデマニアナ(Phalaenopsis lueddemanniana)は、ラン科コチョウラン属の着生ランで、1865年に記載されました。名前は、ヨーロッパで初めて本種を開花させたフランスの園芸家リュデマンにちなみます。最初に届いた株はエクエストリス(P. equestris)と思われて捨てられたという逸話も伝わっています。フィリピン(ルソン島、サマール島、レイテ島など)の標高100m以下の低地に分布します。葉は革質の楕円形で長さ30cm・幅9cmほど。春から夏に長さ40cmほどの、よく枝分かれする肉厚の花茎を伸ばし、甘い香りのある長持ちする花を3〜5輪ずつ咲かせます。花は径5〜6cmでロウ質、白から黄土色の地に紫〜赤紫の斑点や横縞が入ります。受粉すると花被が緑色に変わる性質があります。色の違う型として f. delicata、f. ochracea などが記載されています。花茎に子株(高芽)をつけやすく、緑色の花茎は再び咲くことがあるため残しておくのがよいとされます。国内では原種胡蝶蘭を扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ファレノプシス・ルデマニアナの大きさ
ファレノプシス・ルデマニアナの成体サイズは小〜中型。葉長約30cm、花茎約40cm、花径5〜6cmです。
基本情報
原産地
フィリピン(標高100m以下の低地)
寿命
多年生で、株を更新しながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小〜中型。葉長約30cm、花茎約40cm、花径5〜6cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
弱めの光を好みます。直射日光を避けた明るい日陰に置きます。
水やり
年間を通してたっぷり水を与えます。株元に水をためないようにします。
温度・冬越し
低地に生える高温性の種です。冬も室内の暖かい場所で管理します。
用土・植え替え
鉢植えでよく育ちます。水苔やバークで植え、植え替えは根が伸び始める時期に行います。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
増やし方
花茎にできた子株(高芽)は、根が数本伸びてから切り離して植えつけます。
ファレノプシス・ルデマニアナのよくある質問
Qファレノプシス・ルデマニアナの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qファレノプシス・ルデマニアナはどのくらいの大きさになる?
ファレノプシス・ルデマニアナの成体サイズは小〜中型。葉長約30cm、花茎約40cm、花径5〜6cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qファレノプシス・ルデマニアナの水やり・肥料は?
ファレノプシス・ルデマニアナの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qファレノプシス・ルデマニアナの値段の相場は?
ファレノプシス・ルデマニアナの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Phalaenopsis lueddemanniana Rchb.f.
別名(シノニム): Phalaenopsis lueddemanniana f. crameriana O.Gruss, Phalaenopsis lueddemanniana f. delicata (Rchb.f.) O.Gruss & M.Wolff, Phalaenopsis lueddemanniana f. ochracea (Rchb.f.) O.Gruss & M.Wolff, Phalaenopsis lueddemanniana var. delicata Rchb.f., Phalaenopsis lueddemanniana var. ochracea Rchb.f., Phalaenopsis lueddemanniana var. ochrata Rchb.f.
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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