
出典: Wikimedia Commons
パフィオペディルム・コンカラー
上級者向けPaphiopedilum concolor
石灰岩の岩場に生えるブラキペタラム亜属の小型パフィオ。クリーム〜淡黄色の地に赤紫の細かな斑点が入る丸みのある花を、短い花茎に1〜2輪つけます。花にはリンゴに似た香りがあります。
概要
パフィオペディルム・コンカラー(Paphiopedilum concolor)は、ラン科パフィオペディルム属ブラキペタラム亜属の地生ランで、1865年に Cypripedium concolor として記載されました。種小名は「単色の」を意味します。ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム北部〜中部、中国南西部(雲南・貴州・広西)に分布し、海岸近くや川沿いの石灰岩の岩上や落ち葉の中、石灰岩の崖に生えます。多くは標高300m以下の低地に見られますが、1000mを超える場所でも見つかっています。葉は4〜6枚で長さ15cm・幅4cmほど、表は濃緑に灰緑色の網目模様、裏には紫の斑点が入ります。花期は春と夏の終わり〜秋で、赤みを帯びた毛のある高さ10cmほどの花茎に、径7cmほどの花を1輪(ときに2〜3輪)、葉より上に咲かせます。花はクリーム色から淡黄色で、赤紫の細かな斑点が散り、リンゴに似た香りがあるとされます。暖かい環境と湿った用土を好みます。国内では原種パフィオを扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
パフィオペディルム・コンカラーの大きさ
パフィオペディルム・コンカラーの成体サイズは小型。葉長約15cm、花茎約10cm、花径約7cmです。
基本情報
原産地
ミャンマー・タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・中国南西部(主に低地の石灰岩地)
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。葉長約15cm、花茎約10cm、花径約7cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
自生地では半日陰の石灰岩地に生えます。直射日光を避けた明るい半日陰に置きます。
水やり
湿った用土を好むため、乾ききらないように水を与えます。葉の間に水をためないようにします。
温度・冬越し
高温〜中温性で、暖かい環境を好みます。冬は室内の暖かい場所で管理します。
用土・植え替え
石灰岩の岩上や落ち葉の中に根を張ります。水はけのよい用土で鉢植えにします。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
病害虫・注意点
附属書 I の原種のため、譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。
パフィオペディルム・コンカラーのよくある質問
Qパフィオペディルム・コンカラーの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qパフィオペディルム・コンカラーはどのくらいの大きさになる?
パフィオペディルム・コンカラーの成体サイズは小型。葉長約15cm、花茎約10cm、花径約7cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパフィオペディルム・コンカラーの水やり・肥料は?
パフィオペディルム・コンカラーの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパフィオペディルム・コンカラーの値段の相場は?
パフィオペディルム・コンカラーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
パフィオペディルム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。
出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
関連コラム
パフィオペディラムの季節管理と開花のコツ|冬の低温処理で毎年咲かせる
パフィオペディラムを毎年咲かせる鍵は、11〜2月に夜間10℃前後の低温に当てることです。季節ごとの温度・水やり・肥料、花芽から開花までの日数、咲かない原因、花後の管理までを解説します。
パフィオペディラムの育て方|地生蘭の魅力と栽培のコツ
パフィオペディラム(パフィオ)の育て方を解説。着生蘭との違い、適した用土の配合、遮光栽培のポイント、温度帯別の品種分類、花を咲かせるための冬の低温管理を紹介します。
パフィオペディルム(レディスリッパー)の自然分布と栽培環境
パフィオペディルムの自然自生地と、それに基づいた最適な栽培環境構築を詳しく解説します。
セロジネ属の季節別管理術|乾季の断水と開花サイクルを整えるコツ
着生ランのセロジネ属について、生育期の水やりから秋冬の断水管理、開花サイクルを整えるコツまで季節別に解説。
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





