
出典: Wikimedia Commons
パフィオペディルム・スピセリアナム
中級者向けPaphiopedilum spicerianum
インド・アッサムからブータン、ミャンマー、中国雲南の岩場に生える地生パフィオ。くすんだ緑の葉の裏の付け根に紫の細点が入り、秋から冬に細い花茎の先へ径6〜8cmの花を一輪咲かせます。
概要
パフィオペディルム・スピセリアナム(Paphiopedilum spicerianum)は、ラン科パフィオペディルム属の地生ランです。1879年に Cypripedium spicerianum として記載され、名前は19世紀にインドにいた英国人スパイサーにちなみます。インドのアッサム地方を中心に、東ヒマラヤ、ブータン、ミャンマー、中国雲南省に分布し、標高300〜2000mの急な岩場や岩の割れ目に地生、ときに岩上に着生します。アッサムの固有種とされてきましたが、ブータンからミャンマー北西部にかけて点々と分布している可能性も指摘されています。葉は5枚ほどの長楕円形で、くすんだ緑色、裏面の付け根近くに紫の細かな斑点が入ります。花期は秋から冬で、長さ20〜40cmの細い紫色の花茎に、径6〜8cmの花を通常1輪(まれに2輪)つけます。チオペタルム節に属します。栽培では日陰を好み、冬に休眠させる必要はないとされます。国内では原種パフィオを扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
パフィオペディルム・スピセリアナムの大きさ
パフィオペディルム・スピセリアナムの成体サイズは花茎20〜40cm、花径6〜8cmです。
基本情報
原産地
インド(アッサム)・東ヒマラヤ・ブータン・ミャンマー・中国雲南(標高300〜2000mの岩場)
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
花茎20〜40cm、花径6〜8cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日陰を好むため、直射日光の当たらない明るい日陰に置きます。
水やり
冬に休ませる必要はなく、年間を通して用土が乾ききらないよう水を与えます。
温度・冬越し
自生地は低地から標高2000mまで幅があり、高温〜低温の幅広い温度に適応します。冬は室内で凍らせないよう管理します。
用土・植え替え
岩場の割れ目に生える地生ランです。水はけのよい用土で鉢植えにし、植え替えや株分けは花後に行います。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
病害虫・注意点
附属書 I の原種のため、譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。
パフィオペディルム・スピセリアナムのよくある質問
Qパフィオペディルム・スピセリアナムの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qパフィオペディルム・スピセリアナムはどのくらいの大きさになる?
パフィオペディルム・スピセリアナムの成体サイズは花茎20〜40cm、花径6〜8cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパフィオペディルム・スピセリアナムの水やり・肥料は?
パフィオペディルム・スピセリアナムの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパフィオペディルム・スピセリアナムの値段の相場は?
パフィオペディルム・スピセリアナムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Paphiopedilum spicerianum (Rchb.f.) Pfitzer
別名(シノニム): Cordula spiceriana (Rchb.f.) Rolfe, Cypripedium spicerianum Rchb.f., Cypripedium spicerianum Rchb.f. ex Mast. & T.Moore, Cypripedium spicerianum subsp. leodiense Pynaert, Paphiopedilum spicerianum f. burkhardii O.Gruss & Roeth, Paphiopedilum spicerianum f. immaculatum Braem
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
パフィオペディルム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。
出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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