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パフィオペディルム・ベラチュラム (Paphiopedilum bellatulum)

出典: Wikimedia Commons

パフィオペディルム・ベラチュラム

上級者向け

Paphiopedilum bellatulum

白地に紫の斑点が散る丸い花を、葉のすぐ上に一輪咲かせるブラキペタラム亜属のパフィオ。英名は「巣の中の卵」。濃緑に白い斑模様の葉の裏は紫色で、石灰岩の岩場に生えます。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
葉長約14cm、花茎2〜4.5cm、花径5〜8cm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
年間を通して薄めの液体肥料

概要

パフィオペディルム・ベラチュラム(Paphiopedilum bellatulum)は、ラン科パフィオペディルム属ブラキペタラム亜属の地生ランです。1888年にミャンマーのインレー湖畔で採集された株をもとに Cypripedium bellatulum として記載され、1892年に現在の属へ移されました。種小名はラテン語で「美しい」を意味します。中国の雲南南東部・貴州・広西南部からミャンマー、タイ、インドのアッサムにかけて分布し、標高300〜1600mの日陰の石灰岩の割れ目や苔むした岩の上に生えます。葉は4〜5枚で長さ14cm・幅5cmほど、表は濃緑色に白い斑が入り、裏は紫色です。花茎は2〜4.5cmとごく短く、径5〜8cmの丸い花を1輪(まれに2輪)、葉のすぐ上に咲かせます。花は白地に紫の斑点が散り、「巣の中の卵」という英名の由来になっています。花期は春から夏で、ピークは5〜6月です。白花の型(f. album)もあります。自生地では園芸採取や開発で数が減り、絶滅危惧とされています。国内では原種パフィオを扱う洋ラン専門店で流通しています。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

パフィオペディルム・ベラチュラムの大きさ

パフィオペディルム・ベラチュラムの成体サイズは葉長約14cm、花茎2〜4.5cm、花径5〜8cmです。

基本情報

原産地

中国南部(雲南・貴州・広西)・ミャンマー・タイ・インド(アッサム)(標高300〜1600mの石灰岩地)

寿命

多年生(寿命の資料は少ない)

サイズ

葉長約14cm、花茎2〜4.5cm、花径5〜8cm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

年間を通して薄めの液体肥料

栽培ポイント

日当たり・置き場所

自生地は日陰の石灰岩地です。直射日光を避けた明るい日陰に置きます。

水やり

水は年間を通して一定に与え、乾かしすぎも過湿も避けます。花茎が短く花が葉の近くに咲くため、葉の間に水をためないようにします。

温度・冬越し

自生地の平均気温は16〜25℃ほどです。冬は室内で管理し、寒さに当てないようにします。

用土・植え替え

石灰岩の割れ目の腐葉土や苔の中に根を張ります。水はけのよい用土で鉢植えにします。

肥料

年間を通して薄めた液体肥料を一定に与えます。

病害虫・注意点

附属書 I の原種のため、譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。

ランパフィオペディルム原種ブラキペタラム石灰岩

パフィオペディルム・ベラチュラムのよくある質問

Qパフィオペディルム・ベラチュラムの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qパフィオペディルム・ベラチュラムはどのくらいの大きさになる?
A

パフィオペディルム・ベラチュラムの成体サイズは葉長約14cm、花茎2〜4.5cm、花径5〜8cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qパフィオペディルム・ベラチュラムの水やり・肥料は?
A

パフィオペディルム・ベラチュラムの水やり・肥料は「年間を通して薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qパフィオペディルム・ベラチュラムの値段の相場は?
A

パフィオペディルム・ベラチュラムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Paphiopedilum bellatulum (Rchb.f.) Stein

別名(シノニム): Cordula bellatula (Rchb.f.) Rolfe, Cypripedium bellatulum Rchb.f., Paphiopedilum bellatulum (Rchb.f.) Pfitz, Paphiopedilum bellatulum f. album (O'Brien) Braem, Paphiopedilum bellatulum f. chlorophyllum Perner, Paphiopedilum bellatulum var. album O'Brien

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書I

パフィオペディルム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。

出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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