
出典: Wikimedia Commons
パフィオペディルム・フィリピネンセ
中級者向けPaphiopedilum philippinense
フィリピンとボルネオ島北部の石灰岩地に生える大型のパフィオ。光沢のある厚い葉を9枚ほど広げ、長さ60cmに達する花茎に3〜5輪の花をつけ、花の差し渡しは最大22cmほどになります。
概要
パフィオペディルム・フィリピネンセ(Paphiopedilum philippinense)は、ラン科パフィオペディルム属コリオペディルム節の大型種で、1862年に Cypripedium philippinense として記載されました。フィリピンとボルネオ島北部に分布し、海岸近くから標高500mまでの石灰岩の露頭に地生または着生します。葉は光沢のある明るい緑色の厚い革質で、最大9枚ほどが断面V字形に広がります。花期は晩冬から秋と長く、紫褐色の毛のある長さ60cmほどの花茎に3〜5輪の花を順に咲かせ、花の差し渡しは最大22.5cmほどになります。同じコリオペディルム節にはロスチャイルディアナム(P. rothschildianum)があります。var. roebelenii の名で呼ばれる株は変種として扱われることがあり、GBIF では本種のシノニムとされています。白黄色の花の型(f. album、f. alboflavum)も記載されています。高温性で大きく育つため、栽培には広い場所が必要です。国内では原種パフィオを扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
パフィオペディルム・フィリピネンセの大きさ
パフィオペディルム・フィリピネンセの成体サイズは大型。花茎約60cm、花の差し渡し最大22.5cmです。
基本情報
原産地
フィリピン・ボルネオ島北部(海岸近く〜標高500mの石灰岩地)
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
大型。花茎約60cm、花の差し渡し最大22.5cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
直射日光を避けた明るい場所に置きます。
水やり
生育期は用土が乾きかけたらたっぷり与えます。
温度・冬越し
海岸近くの低地に生える高温性の種です。冬も室内の暖かい場所で管理します。
用土・植え替え
石灰岩の露頭に生えます。株が大きくなるので、水はけのよい用土で余裕のある鉢に植えます。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
病害虫・注意点
附属書 I の原種のため、譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。
パフィオペディルム・フィリピネンセのよくある質問
Qパフィオペディルム・フィリピネンセの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qパフィオペディルム・フィリピネンセはどのくらいの大きさになる?
パフィオペディルム・フィリピネンセの成体サイズは大型。花茎約60cm、花の差し渡し最大22.5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパフィオペディルム・フィリピネンセの水やり・肥料は?
パフィオペディルム・フィリピネンセの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパフィオペディルム・フィリピネンセの値段の相場は?
パフィオペディルム・フィリピネンセの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Paphiopedilum philippinense (Rchb.f.) Stein
別名(シノニム): Cordula philippinensis (Rchb.f.) Rolfe, Cypripedium philippinense Rchb.f., Cypripedium philippinense var. roebelenii A.H.Kent, Cypripedium roebelenii (A.H.Kent) Rchb.f., Paphiopedilum philippinense (Rchb.f.) Pfitzer, Paphiopedilum roebelenii (A.H.Kent) Pfitzer
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
パフィオペディルム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。
出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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