
出典: Wikimedia Commons
デンドロビウム・ビクトリアレギナエ
上級者向けDendrobium victoriae-reginae
青紫の花弁の先が濃く色づき、中心が白くなる珍しい花色のデンドロビウム。フィリピンの標高1300〜2700mの苔むした森に固有で、涼しく湿った環境を一年中必要とします。
概要
デンドロビウム・ビクトリアレギナエ(Dendrobium victoriae-reginae)はラン科セッコク属の原種で、名はヴィクトリア女王にちなみます。フィリピン固有種で、標高1300〜2700mのカシ類やシャクナゲ類が生える苔の深い山地林に分布し、苔に覆われた木の幹に、根を苔に潜らせて着生します。茎は細く垂れ下がり、株元から枝分かれして節がふくらみ、薄い紙質の葉を最大12枚ほどつけます。花は径3〜4cmで、紫から青紫の花弁の先端が濃く色づき、中心が白くなる、ランの中でも珍しい色合いです。花は葉の落ちた古い茎から1〜3輪ずつ出て、ほぼ一年中咲く可能性がありますが、5〜6月に最もよく咲きます。花はあまり大きく開かない傾向があります。自生地は涼しく霧の多い環境のため、栽培では一年を通して湿り気を保ち、深い日陰と十分な風通しを確保することが必要です。日本の平地の夏の暑さは苦手で、夏越しが最大の課題になります。国内では洋ラン専門店で扱われていますが、流通量は多くありません。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
デンドロビウム・ビクトリアレギナエの大きさ
デンドロビウム・ビクトリアレギナエの成体サイズは小型〜中型。花径3〜4cmです。
基本情報
原産地
フィリピン固有(標高1300〜2700mの苔の多い山地林)
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型〜中型。花径3〜4cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期にごく薄い液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
深い日陰を好みます。直射日光には当てず、明るい日陰で育てます。
水やり
一年を通して乾かさず、植え込み材を常に湿らせておきます。休眠期は設けません。
温度・冬越し
涼しい高地の原種で、暑さに弱い種です。夏は風通しのよい涼しい場所で高温を避けることが最も大切です。
用土・植え替え
根を苔に潜らせて育つ性質があるので、水苔で植えるか、水苔を巻いて板付けにします。
病害虫・注意点
蒸れると傷みやすいので、湿度を保ちながら十分な風通しを確保します。
デンドロビウム・ビクトリアレギナエのよくある質問
Qデンドロビウム・ビクトリアレギナエの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qデンドロビウム・ビクトリアレギナエはどのくらいの大きさになる?
デンドロビウム・ビクトリアレギナエの成体サイズは小型〜中型。花径3〜4cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qデンドロビウム・ビクトリアレギナエの水やり・肥料は?
デンドロビウム・ビクトリアレギナエの水やり・肥料は「生育期にごく薄い液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qデンドロビウム・ビクトリアレギナエの値段の相場は?
デンドロビウム・ビクトリアレギナエの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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