
出典: Wikimedia Commons
デンドロビウム・デンシフロラム
中級者向けDendrobium densiflorum
淡黄色の花弁と黄金色の唇弁をもつ花を、垂れ下がる房にぎっしりと咲かせる房咲きデンドロビウム。断面が四角い茎が特徴で、丈夫で育てやすい一方、花持ちは1週間ほどと短めです。
概要
デンドロビウム・デンシフロラム(Dendrobium densiflorum)はラン科セッコク属の原種で、黄色の房咲きデンドロビウムを代表する種です。ネパール中部からアッサム、ブータン、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、チベット東南部、中国南部に分布し、標高1100〜1830mほどの低山から山地の森林で、苔むした木の幹や枝に着生し、ときに岩上にも生えます。茎は高さ20〜40cmで基部が細く、断面は四角く、上部に革質の葉を3〜5枚つけます。4〜6月に葉の付け根から花序が垂れ下がり、長さ8〜17cmほどの房に、径3〜4cmの花を多数ぎっしりと咲かせます。萼片と花弁は淡い黄色、唇弁は黄金色で縁に細かい切れ込みがあり、ほのかな香りがあります。房咲きの仲間の中でも丈夫で育てやすい種として知られますが、花持ちは1週間ほどと短めです。よく似たシルシフロラムは花弁が白く、ファーメリは花弁が淡い藤色で見分けられます。日当たりが不足すると花がつきにくく、冬は水と肥料を控えてはっきり休ませることが翌春の開花につながります。国内では洋ラン専門店で扱われています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
デンドロビウム・デンシフロラムの大きさ
デンドロビウム・デンシフロラムの成体サイズは茎の高さ20〜40cm、花房8〜17cm、花径3〜4cmです。
基本情報
原産地
ネパール中部〜アッサム・ブータン・ミャンマー・インドシナ・チベット東南部・中国南部(標高1100〜1830m)
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
茎の高さ20〜40cm、花房8〜17cm、花径3〜4cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
春〜秋の生育期に施肥し、冬は止める
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日当たりを好み、光が足りないと花がつきにくくなります。真夏の直射日光だけ遮光します。
水やり
春から秋は水をたっぷり与え、冬は乾かし気味にしてはっきり休ませます。
温度・冬越し
山地性で涼しめを好む原種です。冬は室内に取り込み、霜に当てないようにします。
用土・植え替え
水苔やバークで小さめの鉢に植えるか、板付けにします。植え替えは花後に行います。
休眠期の管理
冬は水と肥料を止めて休ませ、春に新芽が伸び始めたら再開します。
デンドロビウム・デンシフロラムのよくある質問
Qデンドロビウム・デンシフロラムの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qデンドロビウム・デンシフロラムはどのくらいの大きさになる?
デンドロビウム・デンシフロラムの成体サイズは茎の高さ20〜40cm、花房8〜17cm、花径3〜4cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qデンドロビウム・デンシフロラムの水やり・肥料は?
デンドロビウム・デンシフロラムの水やり・肥料は「春〜秋の生育期に施肥し、冬は止める」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qデンドロビウム・デンシフロラムの値段の相場は?
デンドロビウム・デンシフロラムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Dendrobium densiflorum Lindl.
別名(シノニム): Callista densiflora (Lindl.) Kuntze, Dendrobium clavatum Roxb., Dendrobium densiflorum f. parviflorum Regel, Dendrobium densiflorum var. clavatum Rolfe, Dendrobium schroederi B.S.Williams, Dendrobium schroederi Dombrain
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
関連コラム
デンドロビウムの育て方完全ガイド|花芽を出すための秋の管理と一年の手入れ
デンドロビウムを毎年咲かせるための秋の低温処理・水やり制限・施肥タイミング・植え替えサイクルを解説。ノビル系・ファレナンシス系それぞれの管理の違いも紹介します。
デンドロビウム・ノビル系の育て方|低温処理で花芽をつける
デンドロビウム・ノビル系の特徴、年間管理スケジュール、低温処理による花芽分化の方法、高芽対策を詳しく解説します。
セッコク(長生蘭)の育て方 — 日本の伝統的な東洋蘭を楽しむ基本
セッコク(Dendrobium moniliforme・長生蘭)の特徴と、水苔・ヘゴ・石付けなど植え方の選択肢、季節ごとの置き場所、水やり・施肥、開花のコツ、株分け・高芽(ケイキ)での増やし方、病害虫対策までをまとめた実用ガイド。
デンファレの育て方ガイド|通年温暖管理で房咲きの花を長く楽しむコツ
デンドロビウムの暖地性交配種デンファレの特徴と、ノビル系との違い、温度・水やり・肥料管理、高芽での増やし方を解説します。
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





