
出典: Wikimedia Commons
デンドロビウム・ジェンキンシー
中級者向けDendrobium jenkinsii
平たい小さな偽球茎が群がる極小型のデンドロビウム。早春、1枚の肉厚な葉の脇から、はちみつの香りがする鮮やかな黄色の花を1〜5輪咲かせます。コルク付けの株で流通します。
概要
デンドロビウム・ジェンキンシー(Dendrobium jenkinsii)はラン科セッコク属の小型の原種です。中国(雲南・海南)、アッサム、ヒマラヤ東部、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナムに分布し、標高700〜1500mの明るい林で木の幹に着生します。偽球茎は小さく扁平で4本の稜があり、群がって株をつくり、先端に肉厚で硬い葉を1枚つけます。早春、偽球茎の先近くから短い花序が出て、径3cmほどの鮮やかな黄色の花を1〜5輪同時に開きます。花にははちみつの香りがありますが、花持ちは短めです。よく似たデンドロビウム・リンドレイ(旧名アグレガタム)とは混同されやすく、販売店でも「アグレガタム」や「リンドレイの変種ジェンキンシー」として売られることがあります。GBIF では両者を別種とし、アグレガタムはリンドレイのシノニムとしています。見分け方は、ジェンキンシーは花数が少なく(1〜5輪)、リンドレイは多数の花を房につける点です。冬は日によく当てて乾かし気味に休ませ、垂れる花序が収まるよう木生シダ板やコルクに付けて育てます。国内では洋ラン専門店でコルク付けの株が流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
デンドロビウム・ジェンキンシーの大きさ
デンドロビウム・ジェンキンシーの成体サイズは極小型。花径約3cmです。
基本情報
原産地
中国南部・ヒマラヤ東部・ネパール・ブータン・インドシナ(標高700〜1500m)
寿命
多年生で、株を増やしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
極小型。花径約3cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい光を好み、とくに冬はよく日に当てます。真夏の強光だけ軽く遮光します。
水やり
板付けは乾きやすいので、生育期はこまめに水を与えます。冬は水を控えて乾かし気味にします。
温度・冬越し
中温〜やや涼しい環境を好みます。冬は室内に取り込み、霜に当てないようにします。
用土・植え替え
木生シダ板やコルクへの板付けが向きます。株が板からはみ出したら、新しい板に付け替えます。
休眠期の管理
冬の乾燥した休眠期を設けると、早春によく花が咲きます。
デンドロビウム・ジェンキンシーのよくある質問
Qデンドロビウム・ジェンキンシーの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qデンドロビウム・ジェンキンシーはどのくらいの大きさになる?
デンドロビウム・ジェンキンシーの成体サイズは極小型。花径約3cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qデンドロビウム・ジェンキンシーの水やり・肥料は?
デンドロビウム・ジェンキンシーの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qデンドロビウム・ジェンキンシーの値段の相場は?
デンドロビウム・ジェンキンシーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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