
出典: Wikimedia Commons
デンドロビウム・ロディゲシー
初心者向けDendrobium loddigesii
細い茎を垂らしながら横に広がる小型のデンドロビウム。葉の落ちた茎の節に、淡い藤色の花弁と赤みの強い橙色の唇弁をもつ花を1輪ずつ咲かせ、甘い香りがあります。丈夫で増えやすい種です。
概要
デンドロビウム・ロディゲシー(Dendrobium loddigesii)はラン科セッコク属の小型の原種です。ラオス・ベトナムと中国南部(広東・広西・貴州・海南・雲南)、香港に分布し、標高1000〜1500mの湿った苔の多い混交林や針葉樹林で、樹上や岩上、ときに地上に生えます。自生地は冬に乾き、春から夏に雨が多い気候です。細い茎は節が多く、白い鞘に包まれて垂れ下がり、肉厚の小さな葉を互い違いにつけます。花は冬から初夏にかけて、葉の落ちた茎の節から1輪ずつ咲き、径約5cmで花持ちがよく、甘い香りがあります。花弁は淡い藤色、萼片は紫色を帯び、唇弁は赤みを帯びた橙色です。茎がよく分岐して株が増えやすく、小さな鉢や板付けでも育つため、原種デンドロビウムの入門種として扱われます。冬の乾燥した休眠期と、春から夏の水をたっぷり与える生育期のメリハリをつけるのが花を咲かせる要点です。国内では多くの洋ラン専門店が扱う定番の原種です。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
デンドロビウム・ロディゲシーの大きさ
デンドロビウム・ロディゲシーの成体サイズは小型。花径約5cmです。
基本情報
原産地
ラオス・ベトナム・中国南部・香港(標高1000〜1500m)
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。花径約5cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
春〜夏の生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい半日陰を好みます。真夏の直射日光は遮り、それ以外は明るい場所に置きます。
水やり
春から夏は水をたっぷり与え、冬は乾かし気味にして休ませます。
温度・冬越し
中温性で比較的丈夫です。冬は室内に取り込み、霜に当てないようにします。
用土・植え替え
茎が垂れて広がるので、小さな鉢や吊り鉢に水苔で植えるか、コルクなどに板付けにします。
休眠期の管理
冬の乾いた休眠期をしっかり設けると、葉の落ちた茎によく花がつきます。
デンドロビウム・ロディゲシーのよくある質問
Qデンドロビウム・ロディゲシーの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qデンドロビウム・ロディゲシーはどのくらいの大きさになる?
デンドロビウム・ロディゲシーの成体サイズは小型。花径約5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qデンドロビウム・ロディゲシーの水やり・肥料は?
デンドロビウム・ロディゲシーの水やり・肥料は「春〜夏の生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qデンドロビウム・ロディゲシーの値段の相場は?
デンドロビウム・ロディゲシーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
関連コラム
デンドロビウムの育て方完全ガイド|花芽を出すための秋の管理と一年の手入れ
デンドロビウムを毎年咲かせるための秋の低温処理・水やり制限・施肥タイミング・植え替えサイクルを解説。ノビル系・ファレナンシス系それぞれの管理の違いも紹介します。
デンドロビウム・ノビル系の育て方|低温処理で花芽をつける
デンドロビウム・ノビル系の特徴、年間管理スケジュール、低温処理による花芽分化の方法、高芽対策を詳しく解説します。
セッコク(長生蘭)の育て方 — 日本の伝統的な東洋蘭を楽しむ基本
セッコク(Dendrobium moniliforme・長生蘭)の特徴と、水苔・ヘゴ・石付けなど植え方の選択肢、季節ごとの置き場所、水やり・施肥、開花のコツ、株分け・高芽(ケイキ)での増やし方、病害虫対策までをまとめた実用ガイド。
デンファレの育て方ガイド|通年温暖管理で房咲きの花を長く楽しむコツ
デンドロビウムの暖地性交配種デンファレの特徴と、ノビル系との違い、温度・水やり・肥料管理、高芽での増やし方を解説します。
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





