
出典: Wikimedia Commons
パフィオペディルム・プリムリナム
中級者向けPaphiopedilum primulinum
スマトラ島北部に固有の小型の地生パフィオ。明るい緑の葉の間から伸びる花茎に、甘い香りのある淡黄色の花を下から一輪ずつ次々と咲かせ、長い期間花が続く「連続咲き」のタイプです。
概要
パフィオペディルム・プリムリナム(Paphiopedilum primulinum)は、ラン科パフィオペディルム属の地生ランで、1973年に記載された比較的新しい種です。スマトラ島北部(アチェ州南部)に固有で、標高400〜1000mの石灰岩の丘の腐植土に生えます。株は小型で、明るい緑色の葉を左右2列につけます。花茎は長さ10〜30cmで、径4cmほどの淡黄色の花を一度に一輪ずつ、下から順に次々と咲かせます。花には甘い香りがあります。一本の花茎で長く咲き続ける連続咲きの性質から人気が高く、同じコクリオペタルム節のビクトリア・レギナエやチェンバレニアヌムの変種・品種として扱われたこともあります。紫を帯びた型は f. purpurascens と呼ばれます。栽培では強い直射日光を避けた明るい場所に置き、用土が乾ききる前に水を与えます。野生では個体数が減っているとされます。国内では原種パフィオを扱う洋ラン専門店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
パフィオペディルム・プリムリナムの大きさ
パフィオペディルム・プリムリナムの成体サイズは小型。花茎10〜30cm、花径約4cmです。
基本情報
原産地
インドネシア・スマトラ島北部(標高400〜1000mの石灰岩地)
寿命
多年生で、株分けしながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。花茎10〜30cm、花径約4cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
強い直射日光を避けた明るい間接光の場所に置きます。
水やり
用土が乾ききる前に水を与え、極端な乾燥を避けます。
温度・冬越し
自生地は低地〜山地の暖かい環境で、高温性〜中温性の扱いになります。冬は室内の暖かい場所で管理します。
用土・植え替え
自生地では石灰岩上の腐植土に生えます。水はけと保水性をあわせ持つ用土で鉢植えにし、株分けは花が終わってから行います。
花の楽しみ方
花は一輪ずつ順に咲き進むので、花茎が緑のうちは切らずに残します。
病害虫・注意点
附属書 I の原種のため、譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。
パフィオペディルム・プリムリナムのよくある質問
Qパフィオペディルム・プリムリナムの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qパフィオペディルム・プリムリナムはどのくらいの大きさになる?
パフィオペディルム・プリムリナムの成体サイズは小型。花茎10〜30cm、花径約4cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパフィオペディルム・プリムリナムの水やり・肥料は?
パフィオペディルム・プリムリナムの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパフィオペディルム・プリムリナムの値段の相場は?
パフィオペディルム・プリムリナムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Paphiopedilum primulinum M.W.Wood & P.Taylor
別名(シノニム): Paphiopedilum chamberlainianum f. primulinum (M.W.Wood & P.Taylor) Fowlie, Paphiopedilum chamberlainianum var. primulinum (M.W.Wood & P.Taylor) Braem, Paphiopedilum liemianum var. primulinum (M.W.Wood & P.Taylor) K.Karas. & K.Saito, Paphiopedilum victoria-regina subsp. primulinum (M.W.Wood & P.Taylor) M.W.Wood
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
パフィオペディルム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。
出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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