
出典: Wikimedia Commons
バンダ・アンプラセア
中級者向けVanda ampullacea
ヒマラヤからインドシナにかけて分布する小型の単茎性ラン。以前はアスコセントラム属とされ、葉より短い花茎に小さな花を密につけます。アスコセンダなどの交配親として知られ、旧属名で売られることもあります。
概要
バンダ・アンプラセア(Vanda ampullacea)は、ラン科バンダ属の小型の着生ランです。1814年にロクスバラが Aerides ampullacea として記載して以来、所属がたびたび変わり、長くアスコセントラム・アンプラセウム(Ascocentrum ampullaceum)の名で知られてきました。2012年のバンダ属の分類の見直しで現在の学名になりましたが、販売名には旧属名がいまも残ります。ネパール、ブータン、シッキム、インドのアッサム、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国(雲南南部)などに分布し、標高300〜1500mの亜熱帯林の川沿いで、落葉樹の幹などに着生します。茎は短く、数枚の葉を左右2列につけます。葉は帯状で、先端が不規則に切れ込み、裏面に竜骨、表面に溝があります。春から夏に、葉より短い長さ8〜20cmの花茎を葉の付け根から伸ばし、径1.5〜2.5cmほどの小さな花を密につけます。アスコセントラム属とバンダ属の交配種アスコセンダ(×Ascocenda)の親として使われてきた種です。国内では洋ラン専門店で原種の苗が流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
バンダ・アンプラセアの大きさ
バンダ・アンプラセアの成体サイズは小型。花茎8〜20cm、花径1.5〜2.5cmです。
基本情報
原産地
ヒマラヤ(ネパール〜ブータン)・インド北東部・ミャンマー・インドシナ・中国雲南南部(標高300〜1500m)
寿命
多年生で、株を更新しながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。花茎8〜20cm、花径1.5〜2.5cm
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい光を必要とします。真夏の強い直射日光だけ避け、よく光の当たる場所に置きます。
水やり
生育期は湿度を高く保って水を与え、冬はやや乾かし気味にします。
温度・冬越し
高温〜低温まで幅広く適応するとされますが、冬はやや涼しく休ませます。寒さに当てすぎないよう室内で管理します。
用土・植え替え
根を空気に触れさせる木製のバスケット植えが向いています。
肥料
生育期に薄めた液体肥料を定期的に与えます。
病害虫・注意点
旧名アスコセントラムや交配種アスコセンダと名前が混ざりやすいため、原種かどうかをラベルで確かめます。
バンダ・アンプラセアのよくある質問
Qバンダ・アンプラセアの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qバンダ・アンプラセアはどのくらいの大きさになる?
バンダ・アンプラセアの成体サイズは小型。花茎8〜20cm、花径1.5〜2.5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qバンダ・アンプラセアの水やり・肥料は?
バンダ・アンプラセアの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qバンダ・アンプラセアの値段の相場は?
バンダ・アンプラセアの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Vanda ampullacea (Roxb.) L.M.Gardiner
別名(シノニム): Aerides ampullacea Roxb., Ascocentrum ampullaceum (Roxb.) Schltr., Gastrochilus ampullaceus (Roxb.) Kuntze, Oeceoclades ampullacea (Roxb.) Lindl., Oeceoclades ampullacea (Roxb.) Lindl. ex Voigt, Saccolabium ampullaceum (Roxb.) Lindl.
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。
出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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