
出典: Wikimedia Commons
オーロラ(虹の玉錦)
初心者向けSedum rubrotinctum 'Aurora'
豆のような丸い葉が茎に連なる虹の玉(セダム・ルブロティンクツム)の斑入り品種。葉挿しではほとんど増えないため、茎を切ってさす茎挿しでふやします。
概要
オーロラはベンケイソウ科セダム属の虹の玉(Sedum × rubrotinctum)の斑入り品種で、「虹の玉錦」とも呼ばれます。親の虹の玉はメキシコ原産とされる常緑の多年生多肉植物で、原種ではなく、乙女心(S. pachyphyllum)とタマバ(S. stahlii)の交雑から生じたと考えられており、1948年に記載されました。日本には昭和38年ごろに渡来したとされます。虹の玉は、ジェリービーンズのような短く丸い葉が茎に密につき、夏は光沢のある緑、秋から冬に気温が下がると全体が赤く染まり、大株になると春に黄色い花を咲かせます。オーロラはその葉に斑が入る品種で、斑のない虹の玉とは葉色で見分けられます。栽培上いちばんの違いはふやし方で、虹の玉は葉を用土の上に置くだけで簡単に芽が出ますが、オーロラは茎挿しなら問題なく根づく一方、葉挿しはほとんど成功しません(葉緑素の少なさが関係していると考えられています)。作出者や導入の経緯を記した資料は見当たりません。虹の玉は口に入れたり触れたりすると刺激になることがあるとされます。親の虹の玉もこの図鑑に掲載しています。国内では寄せ植え素材として専門店や園芸店で流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
基本情報
原産地
園芸品種(親の虹の玉はメキシコ原産とされる交雑種)
寿命
常緑の多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
大きさの資料は少ない
適温
5〜35℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
春と秋の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量
栽培ポイント
日当たり・置き場所
春と秋は戸外の日当たりのよい場所で育てます。高温多湿に弱いので、梅雨から夏は雨の当たらない風通しのよい半日陰で夏越しさせます。秋に涼しくなると色づき始めます。
水やり
春(3〜6月)と秋(9〜11月)に育つ春秋型です。生育期は用土の表面が乾いたらたっぷり与え、梅雨明けから夏の休眠期は控えて雨にも当てません。
温度・冬越し
親の虹の玉は霜さえ避ければ寒さに比較的強いとされます。冬は霜の当たらない場所で管理します。
用土・植え替え
水はけのよい用土を使い、1〜2年に1回、生育期の直前か初期に植え替えます。茎が伸びすぎた株はこのとき切り戻します。
増やし方
茎を切ってさす茎挿しでふやします。茎挿しなら問題なく根づきますが、葉挿しはほとんど成功しません。挿し木のあとは水を与えすぎず、やや乾かし気味に管理します。適期は3〜5月と9〜10月です。
病害虫・注意点
茎や葉にカイガラムシやアブラムシ、根にネジラミが付くことがあります。虹の玉は口に入れたり触れたりすると刺激になることがあるとされるので、子どもやペットの手の届かない場所に置き、作業後は手を洗います。
オーロラ(虹の玉錦)のよくある質問
Qオーロラ(虹の玉錦)の栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qオーロラ(虹の玉錦)の水やり・肥料は?
オーロラ(虹の玉錦)の水やり・肥料は「春と秋の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qオーロラ(虹の玉錦)の値段の相場は?
オーロラ(虹の玉錦)の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Sedum rubrotinctum 'Aurora'
別名(シノニム): Sedum × rubrotinctum 'Aurora'
典拠データベース: GBIF · GBIF: Sedum × rubrotinctum
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
セダム・ルブロティンクツム(虹の玉)は CITES に掲載されていません(Species+ で確認)。オーロラは種苗法の登録品種でもなく(品種登録データベースで確認)、国内での譲渡に特別な手続きは要りません。名前の似た登録出願品種「オーロラ ベリー」は別の品種です。
出典: Species+(CITES): Sedum rubrotinctum / 農林水産省 品種登録データベース
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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