ドライフラワーの作り方と飾り方|バラ・アジサイ・スターチスの乾燥テクニック
バラやアジサイなど人気の花をドライフラワーにする方法を解説。自然乾燥・シリカゲル法・グリセリン法の違い、色を綺麗に残すコツ、おしゃれな飾り方を紹介します。ドライフラワーを美しく仕上げるための基礎知識 ドライフラワーの魅力は、生花の繊細な美しさを長期間保ちながら、インテリアとして楽しめる点にあります。しかし、ただ吊…

この記事のポイント
バラやアジサイなど人気の花をドライフラワーにする方法を解説。自然乾燥・シリカゲル法・グリセリン法の違い、色を綺麗に残すコツ、おしゃれな飾り方を紹介します。ドライフラワーを美しく仕上げるための基礎知識 ドライフラワーの魅力は、生花の繊細な美しさを長期間保ちながら、インテリアとして楽しめる点にあります。しかし、ただ吊…
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ドライフラワーを美しく仕上げるための基礎知識
ドライフラワーの魅力は、生花の繊細な美しさを長期間保ちながら、インテリアとして楽しめる点にあります。しかし、ただ吊るして乾燥させるだけでは色褪せや形崩れが起きやすく、仕上がりに大きな差が出ます。バラ・アジサイ・スターチスはそれぞれ特性が異なるため、花材に合わせた乾燥方法を選ぶことが美しい仕上がりの第一歩です。
乾燥させる前に覚えておきたい共通のポイントがあります。花を切るタイミングは「開き始めから7〜8分咲き」が最適です。満開を過ぎた花は乾燥中に花びらが散りやすく、つぼみに近すぎると色が出にくくなります。また、水揚げのために水に浸けた直後ではなく、茎の水分が安定した状態で乾燥に移ることが重要です。乾燥前に余分な葉を取り除いておくと、通気性が上がり乾燥ムラを防げます。水揚げそのもののコツは切り花を長持ちさせるプロのテクニックでも解説しているので、ドライフラワーにする前の下準備として一読しておくと失敗が減ります。
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バラのドライフラワー|色を残すための乾燥テクニック
バラはドライフラワーの王道ですが、乾燥後に褪色しやすいという難点があります。赤・深ピンク・濃い紫系のバラは色が残りやすく、初心者にも扱いやすい品種です。反対に、白や淡いイエローは乾燥後にアイボリー〜ベージュ系に変化することが多く、それを逆手にとってアンティーク調の演出に活用するのもおすすめです。
ハンギング法(逆さ吊り) がバラに最も向いた方法です。束ねる場合は3〜5本を輪ゴムで束ね、風通しのよい日陰に吊るします。直射日光は退色を早めるため必ず避けてください。乾燥期間は気温・湿度によりますが、夏場で10〜14日、冬場で3〜4週間が目安です。
色鮮やかさを保ちたい場合は シリカゲル法 が効果的です。密閉容器にシリカゲル(フラワー用)を2〜3cm敷き、バラを正位置で置いてからシリカゲルを花びらの間にも丁寧に入れて完全に覆います。蓋をして密閉し、2〜5日で乾燥が完了します。この方法は立体的な花形を保ちながら色も鮮明に残せますが、取り出し後は湿気に弱いため、シリカゲルを入れた容器やドライフラワー用スプレーでコーティングすると長持ちします。
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アジサイのドライフラワー|ふんわり質感を活かす方法
アジサイはドライフラワー素材として非常に人気が高く、ボリューム感のある仕上がりが魅力です。最大のポイントは 切るタイミング。開花直後ではなく、夏の終わりにがく(花びらのように見える部分)が少し硬くなってきた「秋色アジサイ」の状態になってから乾燥させると格段に美しく仕上がります。この時期のアジサイは花材の水分が自然に抜け始めているため、乾燥中の収縮が小さく、ふんわりとした形が保ちやすいのです。
乾燥方法は 水あり乾燥(グリセリン法の簡易版) も有効です。花瓶に少量の水(3〜5cm程度)を入れてアジサイを挿し、そのまま水を足さずに放置します。水が自然に蒸発していく過程でゆっくりと乾燥するため、急激な収縮が起きにくく、形崩れが防げます。この方法は2〜3週間程度かかりますが、仕上がりの質が高いのが特徴です。
通常のハンギング法でも問題ありませんが、アジサイは重量があるため、茎をしっかりと固定し、小房ごとに分けて吊るすと乾燥ムラが生じにくくなります。
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スターチスのドライフラワー|最も失敗しにくい花材
スターチスはドライフラワー入門として最も適した花材のひとつです。もともと水分が少なく、乾燥後の色落ちが少ないため、初心者でも安定した仕上がりが得られます。紫・ピンク・白・黄色など色のバリエーションも豊富で、他のドライフラワーのアクセントとして多用されます。
乾燥方法はハンギング法一択で問題ありません。束ねて日陰の風通しのよい場所に吊るすだけで、1〜2週間でしっかりと乾燥します。特別な処理は不要ですが、束ねすぎると内側が乾燥しにくくなるため、1束5〜7本程度に抑えるのがコツです。
スターチスは乾燥後も飛び散りにくく、長期間形を保つため、リースやスワッグのベース素材として非常に重宝します。バラやアジサイと組み合わせることで、ボリュームと彩りの両方を添えることができます。
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飾り方のアイデア|空間を活かした3つのスタイル
せっかく美しく仕上げたドライフラワーも、飾り方次第で印象が大きく変わります。代表的なスタイルを3つ紹介します。
スワッグ(壁掛け束) 複数の花材を束ねてリボンや麻紐で結び、逆さ吊りのまま壁に飾るスタイルです。玄関や寝室に飾るとナチュラルな雰囲気が生まれます。バラを中心に据え、スターチスとユーカリなどのグリーン系ドライ素材を周囲に添えると立体感が出ます。
リース ワイヤーやリースベースに花材を固定する円形の飾りです。アジサイを土台に散らし、バラのつぼみやスターチスをアクセントに入れることで季節感のある仕上がりになります。ドアや壁だけでなく、テーブルの中央に置いてキャンドルを立てるセンターピースとしても活躍します。
ガラス瓶・一輪挿し ドライフラワーを束ねてクリアな花瓶に無造作に挿すだけで、シンプルながら洗練されたインテリアになります。高さを揃えず長短を混ぜることで自然な動きが生まれます。バラ単体をコンパクトな瓶に飾るのも上品な演出です。
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長持ちさせるためのメンテナンスと保管のコツ
ドライフラワーの寿命は環境によって大きく変わります。一般的に6ヶ月〜1年程度が目安ですが、適切な管理で2年以上楽しめることもあります。
最大の敵は 湿気 です。梅雨時期はカビや形崩れのリスクが高まるため、除湿剤を近くに置くか、エアコンの効いた部屋で管理するのが理想的です。直射日光も退色を促進するため、明るい日陰が最適な置き場所です。
ほこりが積もると見た目が悪くなりますが、水洗いは厳禁です。ドライヤーの冷風を遠くから当ててほこりを飛ばすか、柔らかいブラシで軽く払う程度にとどめましょう。ドライフラワー用の保護スプレーを使うと、ほこりがつきにくくなり長期保存に向きます。
花びらが一部欠けてきたり、茎が折れてきたりしたら、その部分を取り除いてリメイクするのもひとつの楽しみ方です。小さくなったバラのヘッドを集めてサシェやポプリにするなど、最後まで素材を活かすことができます。ドライフラワーに向く花もちのよいバラ品種を選びたい場合は、ボタちょくのバラ・花カテゴリで生産者に直接相談しながら選ぶこともできます。