
出典: Wikimedia Commons
ピンギキュラ・シクロセクタ
初心者向けPinguicula cyclosecta
メキシコ北東部の石灰岩地に生える小型のムシトリスミレ。多肉質の葉の縁が青紫色に染まるのが一目で分かる特徴で、強い光では葉全体が色づく。花は花弁が丸くそろった紫色。
概要
ピンギキュラ・シクロセクタ(Pinguicula cyclosecta)は、メキシコ北東部ヌエボ・レオン州のシエラ・マドレ・オリエンタル山脈に固有のムシトリスミレ属の原種で、1963年にS. J. カスパーが記載した。苔の間や、しみ出す水で湿った石灰岩の割れ目に生え、自生地は日が当たりにくく、風の通る涼しい場所で、冬はほとんど乾く。夏は直径6cmまでのロゼットに最大25枚ほどの、へら形でやや多肉質の葉を付け、表面の粘液で小さな虫を捕らえる。葉の縁が強い青紫色に染まるのがこの種を見分ける一番の目印で、明るい光の下では葉全体がこの色になることもある。縁は少し上に反り、消化液が流れ落ちにくい。冬は食虫性のない小さな多肉質の葉が集まった、直径2.5cmほどの冬ロゼットに替わる。花は5〜7月に1〜3本の短い花茎の先に咲き、直径3cmまでの紫色。5枚の花弁がそろって丸いことが種小名(丸く切れた、の意)の由来になっている。異名にP. lateciliataがある。国内では量販の通販やオークションで流通する。メキシコ産ピンギキュラの中でも小型で、青紫の葉色を楽しむ種。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ピンギキュラ・シクロセクタの大きさ
ピンギキュラ・シクロセクタの成体サイズは夏のロゼットは直径6cmまで、冬のロゼットは直径2.5cmほどです。
基本情報
原産地
メキシコ(ヌエボ・レオン州、シエラ・マドレ・オリエンタル山脈)
寿命
多年草
サイズ
夏のロゼットは直径6cmまで、冬のロゼットは直径2.5cmほど
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)
栽培ポイント
温度・冬越し
夏は暖かく湿った環境で食虫葉を出し、冬は涼しく乾かし気味にすると多肉質の冬葉に替わって休む。室内の窓辺の環境によく合う。
日当たり・置き場所
明るい窓辺か照明の下で育てる。自生地では直射日光の少ない崖に生えるものが多く、真夏の強い日差しは避ける。
水やり
食虫葉を出す夏は受け皿に2cmほどまでの水を張ってよい。多肉質の冬葉になったら、1週間ほど乾かしてから水を与える。
用土・植え替え
湿地の植物ではないので、ピート・粗い砂・パーライトを等量に混ぜ、苦土石灰を加えてアルカリ寄りにした用土が向く。植え替えや株分けは冬の休眠中がよい。
病害虫・注意点
ピンギキュラには殺菌剤が害になるので使わない。キノコバエの幼虫が葉を食害するため、用土の表面に粗い砂を薄く敷くとよい。
ピンギキュラ・シクロセクタのよくある質問
Qピンギキュラ・シクロセクタの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qピンギキュラ・シクロセクタはどのくらいの大きさになる?
ピンギキュラ・シクロセクタの成体サイズは夏のロゼットは直径6cmまで、冬のロゼットは直径2.5cmほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qピンギキュラ・シクロセクタの水やり・肥料は?
ピンギキュラ・シクロセクタの水やり・肥料は「肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qピンギキュラ・シクロセクタの値段の相場は?
ピンギキュラ・シクロセクタの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Pinguicula cyclosecta Casper
別名(シノニム): Pinguicula lateciliata McVaugh & Mickel
典拠データベース: GBIF · GBIF Pinguicula cyclosecta Casper
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)の対象外で、国内での売買・栽培に手続きは要らない。
出典: Species+(CITES)検索結果 Pinguicula cyclosecta(該当なし)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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