
出典: Wikimedia Commons
ピンギキュラ・モクテズマエ
初心者向けPinguicula moctezumae
メキシコのモクテズマ川の峡谷だけに生えるムシトリスミレ。長さ10cmほどの細長い葉を立ち上げ、長い距のある濃い桃色の大輪を咲かせる。品種 'Aphrodite' の親としても知られる。
概要
ピンギキュラ・モクテズマエ(Pinguicula moctezumae)は、メキシコのイダルゴ州とケレタロ州の境を流れるモクテズマ川の峡谷にだけ分布するムシトリスミレ属の原種で、名前もこの川にちなむ。1994年にS. サムディオとR. Z. オルテガが記載した。標高900〜1100mの、水がしみ出して湿った石灰岩の岩壁に生える。オルケオサンサス節に属する。夏の食虫葉は最大15枚ほどのロゼットを作り、葉は披針形で長さ10cm・幅1cmまでと、メキシコ産の中でも細長い。冬ロゼットを作ることもあるが、休眠は短いか無いことが多く、まれにしか作らない。周囲がやや乾くことが休眠のきっかけになるとみられる。花は濃い桃色で直径3〜3.5cmほど、この節らしい長い距を持つ。熟した蒴果には長さ1mmほどの細長い種子が100個以上入る。1998年にはチェコでP. agnataとの交配から品種 'Aphrodite' が作られ、細長い葉の形質がこの品種に受け継がれている。国内ではオークションや通販で流通する。冬もあまり休まないので、冬に極端に乾かしすぎないようにする。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ピンギキュラ・モクテズマエの大きさ
ピンギキュラ・モクテズマエの成体サイズは葉の長さ10cm・幅1cmまで、花は直径3〜3.5cmです。
基本情報
原産地
メキシコ(イダルゴ州・ケレタロ州境のモクテズマ川峡谷、標高900〜1100m)
寿命
多年草
サイズ
葉の長さ10cm・幅1cmまで、花は直径3〜3.5cm
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)
栽培ポイント
温度・冬越し
冬の休眠は短いか無いことが多い。冬も霜の当たらない明るい室内に置き、極端に乾かしすぎない。
日当たり・置き場所
明るい窓辺か照明の下で育てる。自生地では直射日光の少ない崖に生えるものが多く、真夏の強い日差しは避ける。
水やり
生育期は受け皿に2cmほどまでの水を張ってよい。冬もあまり休まないので、用土が乾ききる前に水を与える。
用土・植え替え
湿地の植物ではないので、ピート・粗い砂・パーライトを等量に混ぜ、苦土石灰を加えてアルカリ寄りにした用土が向く。
病害虫・注意点
ピンギキュラには殺菌剤が害になるので使わない。キノコバエの幼虫が葉を食害するため、用土の表面に粗い砂を薄く敷くとよい。
ピンギキュラ・モクテズマエのよくある質問
Qピンギキュラ・モクテズマエの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qピンギキュラ・モクテズマエはどのくらいの大きさになる?
ピンギキュラ・モクテズマエの成体サイズは葉の長さ10cm・幅1cmまで、花は直径3〜3.5cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qピンギキュラ・モクテズマエの水やり・肥料は?
ピンギキュラ・モクテズマエの水やり・肥料は「肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qピンギキュラ・モクテズマエの値段の相場は?
ピンギキュラ・モクテズマエの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Pinguicula moctezumae Zamudio & R.Z.Ortega
典拠データベース: GBIF · GBIF Pinguicula moctezumae Zamudio & R.Z.Ortega
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)の対象外で、国内での売買・栽培に手続きは要らない。
出典: Species+(CITES)検索結果 Pinguicula moctezumae(該当なし)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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