
出典: Wikimedia Commons
サラセニア・フラバ・アトロプルプレア
中級者向けSarracenia flava var. atropurpurea
キバナヘイシソウ(S. flava)の変種で、袋の筒から蓋まで全体が深い赤紫色に染まる。蓋は開いたときから赤く、筒より濃いことが多い。発色には強い光が欠かせない。
概要
サラセニア・フラバ・アトロプルプレア(Sarracenia flava var. atropurpurea)は、米国南東部に分布するキバナヘイシソウ(S. flava)の変種の一つ。S. flavaの変種はおもに袋の色の違いで分けられ、7つが知られる。本変種は袋の筒と蓋が内側も外側も全体に深い赤紫色になるもので、見間違えようのない姿とされ、古い文献では「オールレッド」と呼ばれた。大西洋岸平野のノースカロライナ州・サウスカロライナ州に最も多いが、そこでも少なく、フロリダ州パンハンドル地方ではさらにまれ。似た変種のvar. rubricorporaは筒が赤く蓋が緑〜黄色なのに対し、本変種は蓋が開いた時点から赤く、筒より濃いことが多い。赤い筒で蓋が緑に開いて次第に赤くなる株は、どちらとも、あるいは両者の交雑とも考えられ、見分けは難しい。濃い発色には非常に強い光が必要で、株によっては植え替えや移動、鉢の向きを変えただけでその年の色が出なくなることもあるという。S. flavaは袋の高さがふつう50cmほど、大きいものは1mを超え、春に猫の尿のような匂いのする黄色い花を咲かせる。国内では通販やオークションで、クローン番号付きの株や種子が出回る。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアの大きさ
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアの成体サイズは袋の高さはふつう50cmほど(種として1mを超えることもある)です。
基本情報
原産地
米国南東部(ノースカロライナ州・サウスカロライナ州の大西洋岸平野、フロリダ州パンハンドルにまれ)
寿命
多年草(株分けで長く維持できる)
サイズ
袋の高さはふつう50cmほど(種として1mを超えることもある)
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料は与えない(昆虫を捕らえる)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
濃い赤の発色には非常に強い光が必要。屋外の日なたに置き、株によっては移動や鉢の向きを変えるだけで色が落ちるので、置き場所を決めたら動かさない。
水やり
鉢を4〜6cmほどの深さの水に常に浸けておき、決して乾かさない。水は雨水など溶けた塩類の少ないものを使う。
用土・植え替え
ピートと砂を1:1で混ぜた用土が基本。よく育った株は3〜4年ごとに株分けして植え替える。
温度・冬越し
冬は休眠させる。十分に休眠していれば鉢ごと数週間凍っても耐えるが、休眠前後の早霜・遅霜が危ない。冬越しの場所は暖かすぎないようにする。
肥料
成株の用土に肥料は入れない。根茎が腐る原因になる。日によく当て、虫を捕れる環境に置けば十分育つ。
病害虫・注意点
フラバの変種は色の違いが中心で、自生地でも中間的な株や変種どうしの交雑株が多い。変種名だけで判断せず、袋と蓋の色を写真や実物で確かめる。
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアのよくある質問
Qサラセニア・フラバ・アトロプルプレアの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qサラセニア・フラバ・アトロプルプレアはどのくらいの大きさになる?
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアの成体サイズは袋の高さはふつう50cmほど(種として1mを超えることもある)です。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qサラセニア・フラバ・アトロプルプレアの水やり・肥料は?
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアの水やり・肥料は「肥料は与えない(昆虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qサラセニア・フラバ・アトロプルプレアの値段の相場は?
サラセニア・フラバ・アトロプルプレアの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Sarracenia flava var. atropurpurea (Mast.) B.L.Rob.
典拠データベース: GBIF · GBIF Sarracenia flava var. atropurpurea (Mast.) B.L.Rob. · GBIF Sarracenia flava L.(種)
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
サラセニア属は属全体がワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されている(附属書Iの一部の種・亜種を除く)。交配種・園芸品種も対象で、国外との輸出入には輸出許可書などの手続きが必要だが、国内での売買・譲渡に登録は要らない。
出典: Species+(CITES)Sarracenia flava
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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