
出典: Wikimedia Commons
ウトリキュラリア・ロンギフォリア
初心者向けUtricularia longifolia
ブラジルの大西洋岸森林の岩場に生える大型のタヌキモの仲間。属で最も長くなる細長い葉を伸ばし、ランに見まがうほど大きな花を咲かせる。熱帯性の中では育てやすい種。
概要
ウトリキュラリア・ロンギフォリア(Utricularia longifolia)は、ブラジル固有のタヌキモ属(ミミカキグサの仲間)の多年草で、1842年にG. ガードナーがリオデジャネイロの北50kmほどのペドラ・ボニータ産の株をもとに記載した。分布域は大西洋岸森林(マタ・アトランチカ)で、この森は開発で9割以上が失われ、残りも分断されている。岩の上のミズゴケの間に生え、まれに草地にも見られる地生〜岩上生の種。地下に小さな捕虫袋を持ち、土の中の微小な生き物を捕らえる。地上に見えるのは葉で、属の中で最も長い葉を作り、P. テイラーのモノグラフでは長さ1mを超え幅4.5cmに達することもあるとされる。ただし栽培下では長さ10〜20cmほどのことが多い。花は大きく、開花するとランと見まがうほど見事。栽培下には葉の短いクローン、白花のクローン、var. forgetianaと呼ばれる株などがある。以前はPsyllosperma節に置かれていたが、現在はFoliosa節に含められている。国内ではミミカキグサの仲間として量販の通販で扱われる。用土をあまり選ばず、熱帯性のタヌキモの中では育てやすい部類に入る。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ウトリキュラリア・ロンギフォリアの大きさ
ウトリキュラリア・ロンギフォリアの成体サイズは葉は栽培下で長さ10〜20cmほど(自生地では1mを超えることもある)です。
基本情報
原産地
ブラジル(大西洋岸森林)
寿命
多年草
サイズ
葉は栽培下で長さ10〜20cmほど(自生地では1mを超えることもある)
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料は与えない(地下の捕虫袋で微小な生き物を捕らえる)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい室内や温室、テラリウムで育てる。地生種として育てるのが基本だが、着生させたり、浅い水に浸かる状態でも育てられる。
水やり
用土を常に湿らせ、鉢を浅い水に浸けて育てられる。水は雨水など溶けた塩類の少ないものを使う。
用土・植え替え
ミズゴケ単体か、ピートと砂を1:1で混ぜた用土で育つ。水はけのよい配合を好み、用土はあまり選ばない。
温度・冬越し
熱帯性の種。冬は暖かい室内で管理し、寒さに当てない。
肥料
用土に肥料は入れない。肥料が多すぎると枯れる原因になる。
増やし方
鉢の用土と株の半分を取り分けて新しい用土に植えると、2鉢に増やせる。長く放置すると衰えるので、ときどき更新する。
ウトリキュラリア・ロンギフォリアのよくある質問
Qウトリキュラリア・ロンギフォリアの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qウトリキュラリア・ロンギフォリアはどのくらいの大きさになる?
ウトリキュラリア・ロンギフォリアの成体サイズは葉は栽培下で長さ10〜20cmほど(自生地では1mを超えることもある)です。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qウトリキュラリア・ロンギフォリアの水やり・肥料は?
ウトリキュラリア・ロンギフォリアの水やり・肥料は「肥料は与えない(地下の捕虫袋で微小な生き物を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qウトリキュラリア・ロンギフォリアの値段の相場は?
ウトリキュラリア・ロンギフォリアの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Utricularia longifolia Gardner
典拠データベース: GBIF · GBIF Utricularia longifolia Gardner
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)の対象外。タヌキモ属には特定外来生物に指定された種があるため、属の植物を海外から輸入する際は種類名証明書の添付が必要。国内で流通する株の購入・栽培に手続きは要らない。
出典: 環境省 特定外来生物等一覧(タヌキモ属は種類名証明書の添付が必要な生物)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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