
出典: Wikimedia Commons
カンノンチク(観音竹)
初心者向けRhapis excelsa
黒褐色の繊維に包まれた竹のような細い幹が株立ちし、手のひら状に深く裂けた葉を広げるヤシ。耐陰性があり、緑葉・斑入りの多くの品種が栽培されている。
概要
カンノンチク(観音竹、Rhapis excelsa)は、中国南部からベトナム北部原産のヤシ科シュロチク属の常緑ヤシ。野生の個体はすでに残っていない可能性があるともいわれる。地下茎から細い幹を次々に出して株立ちになり、幹は粗い暗褐色の繊維に覆われて竹のように見える。葉は手のひら状に5〜8枚ほどの細い裂片に深く切れ込み、裂片の先がのこぎりの歯のように切り詰められたような形になるのが見分けどころ。耐陰性が高く、空気の乾燥にも強いうえ、冬に時々冷気に当たる出入り口近くにも置けるため、室内の鉢物として扱いやすい。異名の一つ Chamaerops kwanwortsik は日本名「観音竹」にちなむシーボルトの命名で、日本で古くから栽培されてきたことがうかがえる。緑葉と斑入りの品種が数多くあり、国内では斑入りの古典品種も流通している。室内の鉢植えでは高さ1.8m程度にとどまることが多い。国内では縁起物の鉢物として、一般の園芸店から専門の生産者まで幅広く扱われている。
カンノンチク(観音竹)の大きさ
カンノンチク(観音竹)の成体サイズは鉢植えでは高さ1.8m程度。屋外では高さ4m前後、幅も同程度に広がるです。
基本情報
原産地
中国南部〜ベトナム北部
寿命
多年生(常緑・株立ち)
サイズ
鉢植えでは高さ1.8m程度。屋外では高さ4m前後、幅も同程度に広がる
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に緩効性の肥料を
栽培ポイント
日当たり・置き場所
直射日光の当たらない明るい場所が最適。深い日陰にも耐えるが、強い日差しでは葉焼けする。
水やり
生育期は定期的に与え、特に夏は用土を乾かしすぎない。冬は水やりを控える。根付いた株はある程度の乾燥に耐える。
温度・冬越し
夏は20℃前後でよく育ち、冬は13℃以上のやや涼しい環境を好む。10℃を下回る前に室内へ取り込む。
用土・植え替え
水はけのよい用土を使う。地下茎で株が増えるので、鉢いっぱいになったら植え替える。
肥料
生育期にバランスのよい緩効性肥料を与える。
増やし方
地下茎から出た株を株分けして増やす。
病害虫・注意点
ハダニ・コナカイガラムシ・カイガラムシ、葉の斑点性の病気に注意。
カンノンチク(観音竹)のよくある質問
Qカンノンチク(観音竹)の栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qカンノンチク(観音竹)はどのくらいの大きさになる?
カンノンチク(観音竹)の成体サイズは鉢植えでは高さ1.8m程度。屋外では高さ4m前後、幅も同程度に広がるです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qカンノンチク(観音竹)の水やり・肥料は?
カンノンチク(観音竹)の水やり・肥料は「生育期に緩効性の肥料を」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qカンノンチク(観音竹)の値段の相場は?
カンノンチク(観音竹)の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES(ワシントン条約)の附属書には掲載されていない。特定外来生物・種の保存法の国内希少野生動植物種にも該当しない。種として品種登録の対象ではない。農林水産省の品種登録データベースではシュロチク属の登録は'金鳳錦'(2003年に消滅)のみで、'綾錦'などの古典品種は登録されていない。
出典: Species+(CITES 掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧 / 農林水産省 品種登録データベース
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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