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フラグミペディウム・ベッセアエ (Phragmipedium besseae)

出典: Wikimedia Commons

フラグミペディウム・ベッセアエ

上級者向け

Phragmipedium besseae

アンデス山脈東斜面の、水の流れる崖や岩に生えるフラグミペディウム。それまでの同属にない朱赤色の花を咲かせることで知られ、1981年に記載されると交配親としても注目されました。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生で、根茎で株を広げながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)
サイズ
小型。葉長13〜30cm、花茎30〜50cm、花径4〜9cm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料

概要

フラグミペディウム・ベッセアエ(Phragmipedium besseae)は、ラン科フラグミペディウム属の地生・岩生ランで、1981年に記載されました。名前はアメリカのラン収集家ベッセ夫人にちなみます。コロンビア、エクアドル、ペルーのアンデス山脈東斜面に分布し、標高1000〜1700mの湿った山地林で、水のしたたる道路沿いの斜面、川沿いの崖、花崗岩の上などに生えます。水の流れる垂直の崖に着生する点は同属の中でも特殊です。葉は6〜10枚で長さ13〜30cm・幅2〜5cm、革質の濃緑色で扇形に広がります。長い根茎を伸ばして株を広げます。晩冬から春に、毛の生えた高さ30〜50cmの花茎を伸ばし、1〜6輪の花を順に咲かせます。花は径4〜9cmほどで、袋状の唇弁には光を通す窓があります。それまで地味な色が多かったこの属に朱赤色の花をもたらした種で、黄花の型(f. flavum)もあります。パフィオと同じくメリクロン(組織培養)による大量増殖が難しいとされます。国内では洋ラン・山野草を扱う専門店で流通しています。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

フラグミペディウム・ベッセアエの大きさ

フラグミペディウム・ベッセアエの成体サイズは小型。葉長13〜30cm、花茎30〜50cm、花径4〜9cmです。

基本情報

原産地

コロンビア・エクアドル・ペルー(アンデス東斜面、標高1000〜1700m)

寿命

多年生で、根茎で株を広げながら長く栽培できる(寿命の資料は少ない)

サイズ

小型。葉長13〜30cm、花茎30〜50cm、花径4〜9cm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

生育期に薄めの液体肥料

栽培ポイント

日当たり・置き場所

直射日光を避けた明るい日陰に置きます。

水やり

水のしたたる崖に生える種で、用土を乾かさないように水を与えます。

温度・冬越し

標高1000〜1700mの山地に生える低温性の種で、夏の高温が苦手です。夏は涼しく風通しのよい場所で管理し、冬は室内で凍らせないようにします。

用土・植え替え

長い根茎を伸ばして株を広げるため、浅めで広い鉢に水はけのよい用土で植えます。

肥料

生育期に薄めた液体肥料を与えます。

病害虫・注意点

フラグミペディウム属は全種が附属書 I です。譲り受けるときは種の保存法の登録票を必ず確認してください。

ランフラグミペディウム原種朱赤色アンデス

フラグミペディウム・ベッセアエのよくある質問

Qフラグミペディウム・ベッセアエの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qフラグミペディウム・ベッセアエはどのくらいの大きさになる?
A

フラグミペディウム・ベッセアエの成体サイズは小型。葉長13〜30cm、花茎30〜50cm、花径4〜9cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qフラグミペディウム・ベッセアエの水やり・肥料は?
A

フラグミペディウム・ベッセアエの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qフラグミペディウム・ベッセアエの値段の相場は?
A

フラグミペディウム・ベッセアエの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Phragmipedium besseae Dodson & J.Kuhn

別名(シノニム): Paphiopedilum besseae (Dodson & J.Kuhn) V.A.Albert & Börge Pett., Phragmipedium besseae f. flavum (Braem) O.Gruss & Roeth, Phragmipedium besseae var. besseae, Phragmipedium besseae var. flavum Braem

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書I

フラグミペディウム属は全種がワシントン条約(CITES)附属書 I に掲載されています(Species+ で確認)。このため種の保存法の国際希少野生動植物種に当たり、国内での譲渡(売買・贈与)には種の保存法の登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。購入するときは、その株の登録票が付いているかを必ず確認してください。

出典: Species+(CITES) / e-Gov法令検索: 種の保存法施行令(別表第二) / 環境省: 譲渡し等の規制及び手続きについて

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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