千寿丸
初心者向けPinus thunbergii 'Senjumaru'
黒松「寿」の一枝に現れた枝変わりから生まれた八房性の黒松。芽数が多く枝作りが簡単で、葉が短く太く緑が濃い。樹形が早くできるので小品盆栽に向き、海外の愛好家にも人気がある。
概要
千寿丸(せんじゅまる)は、黒松(クロマツ)の八房性品種です。2011年の四国新聞の記事によれば、香川県高松市国分寺町の盆栽園で、黒松「寿」の上部の一枝だけが突然変異で八つ房に枝変わりしたものを園主が見つけ、「千寿丸」と名付けました(記事の時点で12年前の発見とされます)。同園には、下部が寿、上部が八つ房という親木が残っていると紹介されています。売り場で「黒松 寿 八房」と併記されるのはこの由来によるもので、「寿」は親にあたる系統の名前です。千寿丸は八つ房で芽が多く、枝作りが簡単で、葉が短く太く緑が濃いなどの利点があり、樹形が早くできるため手軽に楽しめる品種とされます。特に小品に適し、海外でも人気が高いといいます。増殖は主に黒松の台木の根元近くに接ぐ「低接ぎ」で行われ、葉の太い松は挿し木で根を出しにくいとも述べられています。管理は親の黒松に準じ、日当たりと風通しのよい屋外で乾き気味に育て、芽摘み・芽切り・葉すかしで葉組みを整えます。接ぎ木苗から樹齢10年ほどの小品まで流通しています。
千寿丸の大きさ
千寿丸の成体サイズは八房性で小品向き(10年ほど育てて樹高22cmの例が紹介されている)です。
基本情報
原産地
日本(香川県高松市で黒松「寿」の枝変わりとして見つかった品種)
寿命
品種の歴史が新しく、寿命の資料は少ない
サイズ
八房性で小品向き(10年ほど育てて樹高22cmの例が紹介されている)
適温
-5〜35℃
水やり・肥料
肥料(4〜9月、梅雨と真夏を除く)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日当たりと風通しのよい屋外が基本。冬は風と霜の当たらない日だまりに
水やり
乾き気味を好む。表土が乾いたらたっぷり。春秋は1日1回、真夏は2回、冬は3日に1回が目安
温度・冬越し
黒松は暑さ・潮風・乾燥に強く、USDAゾーン5〜8。寒冷地では小鉢の凍結に注意
用土・植え替え
水はけのよい用土で3〜4年ごとに植え替え。適期は新芽が出る4月上旬〜5月上旬
肥料
梅雨と真夏を除く4〜9月に月1回、有機質の固形肥料
剪定・整姿
芽数が多いので強い芽から整理する。6月後半〜7月の芽切りで二番芽をそろえ、12月に古葉をすかす。針金は休眠期
病害虫・注意点
アブラムシやマツ類のすす病・葉ふるい病に注意。接ぎ木苗が主なので台木からの芽は早めに取る
千寿丸のよくある質問
Q千寿丸の栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Q千寿丸はどのくらいの大きさになる?
千寿丸の成体サイズは八房性で小品向き(10年ほど育てて樹高22cmの例が紹介されている)です。栽培環境や個体差により多少前後します。
Q千寿丸の水やり・肥料は?
千寿丸の水やり・肥料は「肥料(4〜9月、梅雨と真夏を除く)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q千寿丸の値段の相場は?
千寿丸の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES附属書の掲載はなく、国内での売買規制もありません。種苗法の登録品種ではありません(品種登録データベースに「千寿丸」の登録なし、2026年9月確認)。
出典: Species+(CITES 掲載状況の検索) / 農林水産省 品種登録データベース
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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