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ピンギキュラ・セトス (Pinguicula 'Sethos')

出典: Wikimedia Commons

ピンギキュラ・セトス

初心者向け

Pinguicula 'Sethos'

P. moranensisとP. ehlersiaeを交配したメキシコ産ムシトリスミレの古典的な品種。よく花を付け、大きな赤紫色の花の喉元に白い星形の模様が放射状に入るのが特徴。

栽培難易度
初心者向け
適正温度
10〜30℃
寿命
多年草(株分けや葉挿しで長く維持できる)
サイズ
大きさの資料は少ない
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)

概要

セトス(Pinguicula 'Sethos')は、メキシコ産のP. moranensisとP. ehlersiaeを交配して作られたムシトリスミレの品種。ドイツ・ハーメルンのH. ヴァイナーが1981年に作出し、A. スラックの著書(1986年)で紹介され、1998年に国際食虫植物協会(ICPS)の品種登録簿に載った。名前の由来ははっきりせず、古代エジプトの王の名に由来するとも言われる。スラックの記載では、花付きがとてもよく、大きな赤紫色(オーキッドパープル)の花の中心に、放射状に筋の伸びた白い星形の模様が入る。同じヴァイナーが同じ組み合わせから選んだ品種に 'Weser' があり、花はよく似るが、'Weser' は下唇の中央の裂片に白い筋が1本だけ通り、脈が濃く出る点で区別される。フランスで同じ組み合わせから作られた 'L'Hautil' もあり、夏のロゼットは 'Sethos' とそっくりとされる。このように同じ親から作られた品種が複数あるので、葉だけでの見分けは難しく、花を見て確かめるのが確実。国内でもメキシコ産ピンギキュラの定番品種として専門店やオークションで流通する。管理は両親と同じメキシコ産ピンギキュラの育て方でよく、夏は食虫葉、冬は多肉質の葉で過ごす。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

基本情報

原産地

園芸交配種(1981年ドイツで作出、親はメキシコ産の原種)

寿命

多年草(株分けや葉挿しで長く維持できる)

サイズ

大きさの資料は少ない

適温

10〜30℃

湿度

60〜90%

水やり・肥料

肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)

栽培ポイント

温度・冬越し

夏は暖かく湿った環境で食虫葉を出し、冬は涼しく乾かし気味にすると多肉質の冬葉に替わって休む。室内の窓辺の環境によく合う。

日当たり・置き場所

明るい窓辺か照明の下で育てる。自生地では直射日光の少ない崖に生えるものが多く、真夏の強い日差しは避ける。

水やり

食虫葉を出す夏は受け皿に2cmほどまでの水を張ってよい。多肉質の冬葉になったら、1週間ほど乾かしてから水を与える。

用土・植え替え

湿地の植物ではないので、ピート・粗い砂・パーライトを等量に混ぜ、苦土石灰を加えてアルカリ寄りにした用土が向く。植え替えや株分けは冬の休眠中がよい。

増やし方

品種の性質を保つには、葉挿しや株分けなど栄養繁殖で増やす。種子から育てた株は同じ品種にならない。

病害虫・注意点

ピンギキュラには殺菌剤が害になるので使わない。キノコバエの幼虫が葉を食害するため、用土の表面に粗い砂を薄く敷くとよい。

食虫植物ピンギキュラムシトリスミレ交配品種登録品種

ピンギキュラ・セトスのよくある質問

Qピンギキュラ・セトスの栽培難易度は?
A

初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。

Qピンギキュラ・セトスの水やり・肥料は?
A

ピンギキュラ・セトスの水やり・肥料は「肥料はほぼ不要(葉の粘液で小さな虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qピンギキュラ・セトスの値段の相場は?
A

ピンギキュラ・セトスの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Pinguicula 'Sethos' Hort.Slack

作出者: H. Weiner

典拠データベース: GBIF · GBIF Pinguicula L.(属) · ICPS 登録栽培品種 Pinguicula 'Sethos'(1998年登録、P. moranensis × P. ehlersiae)

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

ワシントン条約(CITES)の対象外で、国内での売買・栽培に手続きは要らない。種苗法の品種登録はされていない。

出典: Species+(CITES)検索結果 Pinguicula(該当なし) / 農林水産省 品種登録データベース

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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