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コアツモリソウ (Cypripedium debile)

出典: Wikimedia Commons

コアツモリソウ

上級者向け

Cypripedium debile

2枚の丸いハート形の葉を水平に広げ、その下に径1〜2cmの小さな花をうつむくように咲かせるアツモリソウ属の小型種。花は地面すれすれに咲くため、葉をめくらないと見えにくい植物です。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
ごく小型。花柄2〜5cm、花径1〜2cm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
肥料はごく控えめに

概要

コアツモリソウ(Cypripedium debile)は、ラン科アツモリソウ属の小型の地生ランで、1874年に記載されました。種小名は「弱々しい」を意味します。日本、台湾北部、中国(甘粛南部・湖北西部・四川西部・重慶)に分布し、中国では標高2000〜2800mの腐植に富んだ水はけのよい林内や藪、谷沿いの日陰に生えます。日本で知られるアツモリソウ属の一つです。細い茎の基部に鞘があり、その上に広卵形〜心形の薄い葉を2枚、向かい合わせに水平に広げます。春、葉の付け根から長さ2〜5cmの細い花柄を垂らし、径1〜2cmほどの小さな花を1輪、地面すれすれにうつむくように咲かせます。同じアツモリソウ属のアツモリソウやクマガイソウに比べて株も花もずっと小さく、葉2枚の姿はクマガイソウに似ますが、葉は扇形ではなく心形で、花は葉の下に下向きに咲く点で見分けられます。栽培や生態について日本語で読める資料は少なく、寒冷な林床の植物として扱われます。国内では山野草店で株が販売されています。

コアツモリソウの大きさ

コアツモリソウの成体サイズはごく小型。花柄2〜5cm、花径1〜2cmです。

基本情報

原産地

日本・台湾北部・中国(甘粛・湖北・四川など)

寿命

多年生(寿命の資料は少ない)

サイズ

ごく小型。花柄2〜5cm、花径1〜2cm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

肥料はごく控えめに

栽培ポイント

日当たり・置き場所

林内や谷沿いの日陰に生える植物です。直射日光を避けた明るい日陰で育てます。

水やり

腐植に富み水はけのよい土を好みます。生育中は乾かしすぎず、過湿にもしないようにします。

温度・冬越し

冷涼な山地の林床に生える低温性の植物です。夏の高温と蒸れを避け、涼しい場所で管理します。

用土・植え替え

腐植質が多く水はけのよい用土に植えます。

休眠期の管理

花後、夏から秋に地上部が枯れて休眠します。休眠中も用土を乾かしきらないようにします。

病害虫・注意点

国内の自生種です。山採りの株ではなく、栽培・増殖された株を選んでください。都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域もあります。

ランアツモリソウ属山野草日本の野生ラン小型

コアツモリソウのよくある質問

Qコアツモリソウの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qコアツモリソウはどのくらいの大きさになる?
A

コアツモリソウの成体サイズはごく小型。花柄2〜5cm、花径1〜2cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qコアツモリソウの水やり・肥料は?
A

コアツモリソウの水やり・肥料は「肥料はごく控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qコアツモリソウの値段の相場は?
A

コアツモリソウの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Cypripedium debile Rchb.f.

別名(シノニム): Cypripedium cardiophyllum Franch. & Sav., Cypripedium debile f. shinanoense Suetsugu & Shitara

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書II

ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。 日本の自生種で、種の保存法の国内希少野生動植物種には指定されていません(環境省の一覧で確認)。ただし都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域があるため、山採り株ではなく栽培・増殖された株を選んでください。

出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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