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イワチドリ (Hemipilia keiskei)

出典: Wikimedia Commons

イワチドリ

中級者向け

Hemipilia keiskei

本州中部以西と四国の渓谷の岩の割れ目に生える、日本固有の小さな地生ラン。草丈10cmほどで、4〜5月に1cmほどの桃紫色の花を咲かせ、「渓谷の妖精」とも呼ばれます。

栽培難易度
中級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生。球根で殖える
サイズ
草丈約10cm、花径約1cm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
生育期に薄めの液体肥料を控えめに

概要

イワチドリ(Hemipilia keiskei)は、ラン科の小型の多年草で、日本の固有種です。別名を八千代といいます。1879年にマキシモヴィッチが記載した後、所属が何度も変わり、長くヒナラン属(Amitostigma keiskei)、のちに Ponerorchis keiskei とされ、現在は Hemipilia 属に含められています。販売名には旧学名が残ることがあります。本州(中部地方以西)と四国の渓谷で、岩の割れ目などに生えます。草丈は10cm程度で、4月下旬から5月中旬に径1cmほどの桃紫色の花を咲かせ、「渓谷の妖精」と呼ばれます。地下の球根で殖えます。野生の個体は減っており、岐阜県では人が近づける生育地では絶滅状態とされています。一方で園芸品種として増殖された株が多く流通し、花の模様や色の違う銘品が数多く作られています。花の色や模様は品種ごとに異なるため、目的の品種名が表示された株を選びます。国内では山野草専門店で球根が流通しています。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

イワチドリの大きさ

イワチドリの成体サイズは草丈約10cm、花径約1cmです。

基本情報

原産地

日本固有(本州中部以西・四国の渓谷)

寿命

多年生。球根で殖える

サイズ

草丈約10cm、花径約1cm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

生育期に薄めの液体肥料を控えめに

栽培ポイント

日当たり・置き場所

生育期は明るい半日陰に置きます。強い日差しは避けます。

水やり

芽が出てから地上部が枯れるまでは用土を乾かしすぎないように水を与え、休眠中は控えます。

温度・冬越し

冷涼な渓谷に生える低温性の種で、夏は風通しのよい涼しい場所で管理します。冬は球根を凍らせないようにします。

用土・植え替え

岩の割れ目に生える種で、水はけのよい粒の粗い用土で小鉢に植えます。植え替えは休眠中の球根で行います。

休眠期の管理

地上部が枯れたら球根で休眠します。乾かし気味にして凍結を避けます。

病害虫・注意点

国内の自生種です。山採りの株ではなく、栽培・増殖された株を選んでください。都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域もあります。

ランイワチドリ山野草日本の野生ラン球根

イワチドリのよくある質問

Qイワチドリの栽培難易度は?
A

中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。

Qイワチドリはどのくらいの大きさになる?
A

イワチドリの成体サイズは草丈約10cm、花径約1cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qイワチドリの水やり・肥料は?
A

イワチドリの水やり・肥料は「生育期に薄めの液体肥料を控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qイワチドリの値段の相場は?
A

イワチドリの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Hemipilia keiskei (Finet) Y.Tang, H.Peng & T.Yukawa

別名(シノニム): Amitostigma keiskei (Finet) Schltr., Gymnadenia gracilis var. keiskei Finet, Gymnadenia keiskei Maxim., Orchis keiskei (Finet) Soó, Ponerorchis keiskei (Finet) X.H.Jin, Schuit. & W.T.Jin

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書II

ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。 日本の自生種で、種の保存法の国内希少野生動植物種には指定されていません(環境省の一覧で確認)。ただし都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域があるため、山採り株ではなく栽培・増殖された株を選んでください。

出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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