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ネジバナ (Spiranthes australis)

出典: Wikimedia Commons

ネジバナ

上級者向け

Spiranthes australis

芝生や土手など身近な草地に生える小型のラン。細長い花茎に桃色の小さな花が螺旋状に並んで咲き、「ねじれた花序」が名の由来です。右巻きと左巻きがほぼ半々で、白花などの変わり花もあります。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生だが個体の寿命は短く、種子で世代を更新しながら殖える
サイズ
花茎の高さ10〜40cm、花長4〜5mm
湿度
50〜70%
水やり・肥料
肥料はほとんど不要

概要

ネジバナ(Spiranthes australis)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草で、別名をモジズリといいます。日本では長く Spiranthes sinensis var. amoena の学名で扱われてきましたが、2019年に S. australis の範囲が広げられ、日本のネジバナもこれに含める見解がとられています。日本全土のほか、ヨーロッパ東部からシベリア、温帯・熱帯アジア、オセアニアまで広く分布し、湿って日当たりのよい背の低い草地に生えます。ランとしては珍しく、芝生や土手、都市公園など人の生活圏でふつうに見られます。花茎は高さ10〜40cmで、桃色の花弁と白い唇弁をもつ小さな花が花茎の周りに螺旋状に並び、この「ねじれた花序」が和名の由来です。右巻きと左巻きの割合はほぼ1対1で、ねじれない個体もあります。花期は4〜9月です。江戸時代から「もぢずり」の名で栽培され、白花(シロネジバナ)などの変わり花は愛好家に好まれます。2023年には九州から関東に分布するハチジョウネジバナ(S. hachijoensis)が新種として分けられており、国内のネジバナの仲間には複数の種が含まれます。国内では山野草店が白花などの変わり花を販売しています。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

ネジバナの寿命

一方で、菌類との共生に頼り個体の寿命も短いため、同じ株を長年栽培するのは非常に難しいとされます。

ネジバナの大きさ

ネジバナの成体サイズは花茎の高さ10〜40cm、花長4〜5mmです。

基本情報

原産地

日本全土・ヨーロッパ東部〜シベリア・温帯〜熱帯アジア・オセアニア

寿命

多年生だが個体の寿命は短く、種子で世代を更新しながら殖える

サイズ

花茎の高さ10〜40cm、花長4〜5mm

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

肥料はほとんど不要

栽培ポイント

日当たり・置き場所

日当たりのよい草地に生える植物です。よく日の当たる場所で育てます。

水やり

湿り気のある草地を好みます。用土を乾かしきらないように水を与えます。

温度・冬越し

日本全土に自生し、暑さ寒さには強い植物です。冬は葉を残したまま越冬します。

用土・植え替え

根は菌類と共生しています。植え替えで土の中の共生関係を乱すと、開花後に枯れてしまうことがあるため、植え替えはなるべく避けます。

増やし方

株分けによるクローン増殖は難しく、自然状態でもこぼれ種で世代を更新します。他の鉢にこぼれた種から発芽して育つこともあります。

病害虫・注意点

国内の自生種です。山採りの株ではなく、栽培・増殖された株を選んでください。都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域もあります。同じ株を長年維持するのは非常に難しいとされます。

ランネジバナ山野草日本の野生ランモジズリ

ネジバナのよくある質問

Qネジバナの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qネジバナはどのくらいの大きさになる?
A

ネジバナの成体サイズは花茎の高さ10〜40cm、花長4〜5mmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qネジバナの水やり・肥料は?
A

ネジバナの水やり・肥料は「肥料はほとんど不要」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qネジバナの値段の相場は?
A

ネジバナの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Spiranthes australis (R.Br.) Lindl.

別名(シノニム): Gyrostachys australis (R.Br.) Blume, Gyrostachys australis var. amoena (M.Bieb.) Blume, Calanthe australis (R.Br.) Aiton

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書II

ラン科は科全体がワシントン条約(CITES)附属書 II に掲載されています(Species+ で確認)。国際取引には輸出許可などの手続きが必要ですが、国内での売買・譲渡に登録は要りません。 日本の自生種で、種の保存法の国内希少野生動植物種には指定されていません(環境省の一覧で確認)。ただし都道府県の条例で野生株の採取が規制されている地域があるため、山採り株ではなく栽培・増殖された株を選んでください。

出典: Species+(CITES) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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