
出典: Wikimedia Commons
微紋玉
中級者向けLithops fulviceps
橙褐色の頂面に、灰〜褐色〜紫色の小さな点が水ぶくれのように盛り上がって散るリトープス。多くのリトープスより小ぶりで、黄色い花を咲かせます。
概要
微紋玉はハマミズナ科リトープス属の多肉植物で、ナミビア南部と南アフリカ北ケープ州の標高700〜1,150mに分布し、石英岩や片麻岩、石灰質の礫が広がる乾いた岩場に生えます。形は一般的なリトープスと同じ2枚の葉が合わさったハート形ですが、多くの種より小ぶりです。割れ目は基部近くまで深く、頂面は平らで色に幅があります。この種は縁や窓、溝といった模様の区画がはっきりせず、頂面全体に浅い溝の網目と、小さな水ぶくれのように盛り上がった点(ダスキードット)が多数散るのが特徴で、点の色は濃い灰色から褐色、紫まで変化します。花は黄色で、径は最大35mmほどです。頂面が黄色みを帯びる型(f. aurea)も知られ、国内では黄色い型が「黄微紋玉」の名で流通しています。リトープスは秋に開花した後、冬から春にかけて古い葉の水分を使って新しい葉を育て、古い葉は紙のように薄くしぼんで脱皮します。国内では点紋の美しいリトープスとして流通量が多く、選抜品も多く見られます。
微紋玉の大きさ
微紋玉の成体サイズは多くのリトープスより小型。花径は最大35mmほどです。
微紋玉の適温(温度・湿度)
微紋玉の適温は8〜25℃です。
基本情報
原産地
ナミビア南部、南アフリカ 北ケープ州(標高700〜1,150m)
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
多くのリトープスより小型。花径は最大35mmほど
適温
8〜25℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
秋から春の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量
栽培ポイント
日当たり・置き場所
できるだけ多くの光を当てます。雨よけのある日当たりのよい場所で育て、梅雨明けから夏は風通しのよい日陰で休ませます。
水やり
冬型です。秋に最低気温が20℃を下回る頃から水やりを再開し、生育期は用土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。開花後から古い葉が枯れきるまでは水を控え、6〜9月の休眠期も乾かします。
温度・冬越し
冬の最低温度は3℃を下回らないようにすると株がきれいに保てます(枯れない目安は0〜3℃)。軽い霜で枯れることはまれですが、厳寒期は室内に取り込むか防寒します。
用土・植え替え
無機質で水はけのよい用土が必須です。ゴボウ状の直根を伸ばすので、やや深さのある鉢に水はけのよい用土で植えます。頻繁な植え替えは要らず、生育が鈍ったり鉢が窮屈になったら10〜11月に植え替えます。
増やし方
タネまき(10〜11月)か、群生した株の株分けでふやします。
病害虫・注意点
トラブルのほとんどは水のやりすぎと風通しの悪さ、特に曇天で涼しいときや湿度の高いときに起こります。蕾や花にカイガラムシやアブラムシ、根にネジラミが付くことがあり、花弁はナメクジ、葉はヨトウムシに食べられることがあります。咲き終わった花がらは腐敗の原因になるので指で取り除きます。
微紋玉のよくある質問
Q微紋玉の栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Q微紋玉の適正温度は?
微紋玉の適正温度は8〜25℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
Q微紋玉はどのくらいの大きさになる?
微紋玉の成体サイズは多くのリトープスより小型。花径は最大35mmほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Q微紋玉の水やり・肥料は?
微紋玉の水やり・肥料は「秋から春の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q微紋玉の値段の相場は?
微紋玉の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Lithops fulviceps (N.E.Br.) N.E.Br.
別名(シノニム): Mesembryanthemum fulviceps N.E.Br., Lithops lydiae L.Bolus, Lithops fulviceps f. aurea Y.Shimada
典拠データベース: GBIF · GBIF: Lithops fulviceps
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
リトープス・フルビセプス(微紋玉)は CITES に掲載されていません(Species+ で確認)。国内での譲渡に特別な手続きは要りません。
出典: Species+(CITES): Lithops fulviceps
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
リトープスの育て方完全ガイド|脱皮と休眠期の管理がカギ
生きた宝石と呼ばれるリトープスの育て方を詳しく解説。脱皮の仕組みと管理、休眠期の断水、失敗しやすいポイントと対策を紹介します。
夏型多肉植物の秋準備管理
夏型多肉植物の秋の管理を解説。9〜11月に株に起きる変化、水やりを段階的に減らすタイミング、屋外から室内へ移す置き場所と温度管理、秋の施肥と病害虫対策、品種別のチェックポイントまで、冬の休眠に備える準備を紹介します。
多肉植物のコナカイガラムシ対策|早期発見・駆除・予防の完全ガイド
コナカイガラムシは多肉植物の葉の付け根や新芽に潜みやすい害虫。特徴・発生環境・早期発見のコツ・綿棒やアルコールでの駆除法・再発防止の管理習慣までを1種に絞って詳しく解説する。
多肉植物の夏型と冬型の成長周期・水管理戦略
多肉植物の生育型の違い、年間を通じた成長周期、季節別の水管理戦略、失敗事例と対策方法について解説します。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





