
出典: Wikimedia Commons
紫勲
初心者向けLithops lesliei
逆円錐形の頭の平らな頂面に、小さな透明の窓がレース状に連なる模様が入るリトープス。秋に黄色い花を咲かせる、古くから親しまれた定番種です。
概要
紫勲はハマミズナ科リトープス属の多肉植物で、ボツワナ南東部から南アフリカのフリーステイト州、ハウテン州、北ケープ州東部、北西州にかけてのバール川流域に広く分布し、リトープスの中で最も分布域の広い種です。比較的雨の多い地域の草地の礫の間に生え、夏も冬も草に覆われて株が見えなくなるほどです。1908年にフェリーニヒングの市長を務めたレスリー(T. N. Leslie)親子が発見し、その名にちなんで命名されました。中〜大型のリトープスで、頭は逆円錐形、頂面は平らかわずかに膨らみます。コーヒーブラウン、草緑、灰緑、ピンクがかった灰、錆びた橙色など地色には幅がありますが、不透明な地に小さな円い透明の窓がレース状に連なる模様はほぼ共通で、他種との見分けは比較的容易です。秋に大きな黄色い花を咲かせ、分頭して中型の株で15頭、大型の株で8頭ほどの群生になります。いくつかの変種や、白花を咲かせる型(アルビニカ)も知られます。リトープスの中でも水やりの失敗に比較的強く育てやすい種とされ、国内でも定番種として広く流通し、白花の選抜品なども出回っています。
紫勲の大きさ
紫勲の成体サイズは中〜大型のリトープス。群生株は8〜15頭ほどです。
紫勲の適温(温度・湿度)
紫勲の適温は8〜25℃です。
基本情報
原産地
南アフリカ(フリーステイト州・ハウテン州・北ケープ州東部・北西州)、ボツワナ南東部
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
中〜大型のリトープス。群生株は8〜15頭ほど
適温
8〜25℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
秋から春の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量
栽培ポイント
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりがよく雨よけのある戸外で育てます。真夏は高温多湿を避け、風通しを確保して遮光し、涼しく休ませます。
水やり
秋から冬に育つ冬型です。9〜11月は用土が乾いたらたっぷり与え、開花期の水切れに注意します。冬は暖かい日を選んで水やりし、脱皮中の春は古い葉が枯れきるまで控えます。夏の休眠期は月2〜3回霧を吹く程度にします。
温度・冬越し
冬の最低温度は3℃を下回らないようにすると株がきれいに保てます(枯れない目安は0〜3℃)。軽い霜で枯れることはまれですが、厳寒期は室内に取り込むか防寒します。
用土・植え替え
ゴボウ状の直根を伸ばすので、やや深さのある鉢に水はけのよい用土で植えます。頻繁な植え替えは要らず、生育が鈍ったり鉢が窮屈になったら10〜11月に植え替えます。
増やし方
タネまき(10〜11月)か、群生した株の株分けでふやします。白花などの選抜品を同じ姿で残すには株分けにします。
病害虫・注意点
蕾や花にカイガラムシやアブラムシ、根にネジラミが付くことがあり、花弁はナメクジ、葉はヨトウムシに食べられることがあります。咲き終わった花がらは腐敗の原因になるので指で取り除きます。
紫勲のよくある質問
Q紫勲の栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Q紫勲の適正温度は?
紫勲の適正温度は8〜25℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
Q紫勲はどのくらいの大きさになる?
紫勲の成体サイズは中〜大型のリトープス。群生株は8〜15頭ほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Q紫勲の水やり・肥料は?
紫勲の水やり・肥料は「秋から春の生育期に緩効性肥料か液体肥料を少量」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q紫勲の値段の相場は?
紫勲の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Lithops lesliei (N.E.Br.) N.E.Br.
別名(シノニム): Mesembryanthemum lesliei N.E.Br., Lithops lesliei subsp. albinica D.T.Cole, Lithops lesliei var. hornii de Boer
典拠データベース: GBIF · GBIF: Lithops lesliei
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
リトープス・レスリー(紫勲)は CITES に掲載されていません(Species+ で確認)。国内での譲渡に特別な手続きは要りません。
出典: Species+(CITES): Lithops lesliei
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
リトープスの育て方完全ガイド|脱皮と休眠期の管理がカギ
生きた宝石と呼ばれるリトープスの育て方を詳しく解説。脱皮の仕組みと管理、休眠期の断水、失敗しやすいポイントと対策を紹介します。
夏型多肉植物の秋準備管理
夏型多肉植物の秋の管理を解説。9〜11月に株に起きる変化、水やりを段階的に減らすタイミング、屋外から室内へ移す置き場所と温度管理、秋の施肥と病害虫対策、品種別のチェックポイントまで、冬の休眠に備える準備を紹介します。
多肉植物のコナカイガラムシ対策|早期発見・駆除・予防の完全ガイド
コナカイガラムシは多肉植物の葉の付け根や新芽に潜みやすい害虫。特徴・発生環境・早期発見のコツ・綿棒やアルコールでの駆除法・再発防止の管理習慣までを1種に絞って詳しく解説する。
多肉植物の夏型と冬型の成長周期・水管理戦略
多肉植物の生育型の違い、年間を通じた成長周期、季節別の水管理戦略、失敗事例と対策方法について解説します。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





