
出典: Wikimedia Commons
ドロセラ・ロライマエ
上級者向けDrosera roraimae
ギアナ高地のロライマ山で基準標本が採られた、南米の高地性モウセンゴケ。短い茎に多数の枯れ葉を残しながら捕虫葉を付け、腺毛のある花茎に10個ほどの花を咲かせる。
概要
ドロセラ・ロライマエ(Drosera roraimae)は、ブラジル、ガイアナ、ベネズエラにまたがるギアナ高地に分布するモウセンゴケ属の多年草。種小名は、基準標本が採集されたテーブル状の山(テプイ)の代表格、ロライマ山にちなむ。はじめは Drosera montana の変種(var. roraimae)として扱われ、1957年にMaguireとLaundonが独立した種に格上げした。短い茎をもち、そこに多数の枯れた古葉を残しながら上部に捕虫葉を付ける。花茎には腺毛があり、10個ほどの花を付ける。株の大きさや花色など細かな形態について、日本語で読める資料は多くない。同じテプイにはヘリアンフォラ(タイヨウツボ)など多くの食虫植物が生え、ロライマ山ではタヌキモ属の植物と並んで生える様子も撮影されている。国内ではギアナ高地産のモウセンゴケとして専門店やオークションで流通するが、数は多くない。栽培は、この冷涼で多湿な高地の気候を再現できるかどうかが鍵で、日本の真夏の暑さへの対策が最大の課題になる。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ドロセラ・ロライマエの適温(温度・湿度)
ギアナ高地のテーブル状の山(テプイ)の頂上部は、気温がおおむね7〜23℃で凍ることはまれ、雨が非常に多い環境とされる。
基本情報
原産地
南米ギアナ高地(ブラジル・ガイアナ・ベネズエラ)
寿命
多年草
サイズ
大きさの資料は少ない
適温
10〜30℃
湿度
60〜90%
水やり・肥料
肥料は与えない(小昆虫を捕らえる)
栽培ポイント
温度・冬越し
自生地のテプイ山頂はおおむね7〜23℃と涼しい。日本の夏は冷房の効いた室内などで高温を避ける必要がある。
日当たり・置き場所
明るい光を好む。室内ではLED照明の下で育てると管理しやすい。
水やり
雨の多い環境の植物なので用土を乾かさない。純水か雨水を使い、腰水で湿らせておく。
用土・植え替え
ミズゴケ単体か、ピートと砂の配合に植える。肥料入りの用土は使わない。
病害虫・注意点
高温多湿でカビが出やすい。ケースで湿度を保つ場合も風通しを確保する。
ドロセラ・ロライマエのよくある質問
Qドロセラ・ロライマエの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qドロセラ・ロライマエの水やり・肥料は?
ドロセラ・ロライマエの水やり・肥料は「肥料は与えない(小昆虫を捕らえる)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qドロセラ・ロライマエの値段の相場は?
ドロセラ・ロライマエの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Drosera roraimae (Klotzsch ex Diels) Maguire & Laundon
別名(シノニム): Drosera montana var. roraimae Klotzsch ex Diels, Drosera montana var. robusta Diels
典拠データベース: GBIF · GBIF Drosera roraimae (Klotzsch ex Diels) Maguire & Laundon
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)の対象外。モウセンゴケ属には特定外来生物(ナガエモウセンゴケ)が含まれるため、属の植物を海外から輸入する際は種類名証明書の添付が必要。国内で流通する株の購入・栽培に手続きは要らない。
出典: 環境省 特定外来生物等一覧(モウセンゴケ属は種類名証明書の添付が必要な生物)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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