
出典: Wikimedia Commons
パキポディウム・ウィンゾリー
上級者向けPachypodium windsorii
フラスコ形にふくらんだ塊茎から細くねじれる枝を数本出し、中心が淡緑色の真っ赤な花を咲かせるマダガスカル最北部のパキポディウム。バロニーより全体に小型で花柄がごく短い種です。
概要
パキポディウム・ウィンゾリーはキョウチクトウ科パキポディウム属の塊根植物で、マダガスカル最北部の固有種です。長くウィンザー・キャッスル山塊だけで知られていましたが、2005年にさらに2つの山塊で個体群が見つかりました。標高270〜390mの急な石灰岩の露頭や、明るい乾燥林に育ちます。森林伐採や火災に加え、園芸目的の熟した果実の違法採取が脅威とされ、IUCN レッドリストでは危機(EN)です。高さ0.5〜1.5mで、フラスコ形〜球形の塊茎は高さ30〜50cm、径35〜60cm。そこから細くねじれた枝を1〜5本出し、刺は短く2〜6mmです。葉は光沢のある濃い緑で、冬に完全に落葉します。花は径約5cmの赤で中心が淡緑色、花柄はほとんど伸びません。赤花のパキポディウムはバロニーのグループだけです。バロニー(P. baronii)の亜種とされることもありますが、バロニーは高さ2m以上、葉が9〜15cm、花柄が4〜25cmと大きく、本種は葉が5〜9cmと小さい点で区別されます。国内では通販やネットオークションで国内実生株が流通しています。
パキポディウム・ウィンゾリーの大きさ
パキポディウム・ウィンゾリーの成体サイズは高さ0.5〜1.5m、塊茎は径35〜60cmです。
基本情報
原産地
マダガスカル最北部(ウィンザー・キャッスル山塊ほか)
寿命
生長が遅く長寿命(寿命の資料は少ない)
サイズ
高さ0.5〜1.5m、塊茎は径35〜60cm
適温
10〜35℃
水やり・肥料
生育期に控えめに
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日なた〜明るい半日陰で育てます。暖かい地域では屋外の日なたにも置けますが、冬の雨には当てません。
水やり
生育期の暑い時期に控えめに与え、晩秋から春半ばまでは断水します。株が古くなるほど水を少なくします。
温度・冬越し
寒さに弱く、冬は10℃前後で完全に乾かして越冬させます。霜には当てません。
用土・植え替え
粒の粗い、酸性が強くない水はけのよい用土を使います。植え替えは3年に1回が目安です。
増やし方
主に実生で増やします。新鮮な種子は発芽率が高く、苗も比較的育てやすいとされます。
病害虫・注意点
パキポディウム属は樹液に毒性があり、鋭い刺もあります。植え替えや移動の際は厚手の手袋を使うか、幹を新聞紙で何重にも巻いて持ちます。附属書 I 掲載種です。野生採取株の国際取引は禁止されているため、国内で出回るのは主に実生株です。実生株であっても、購入・出品の前に登録票の有無を確認してください。
パキポディウム・ウィンゾリーのよくある質問
Qパキポディウム・ウィンゾリーの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qパキポディウム・ウィンゾリーはどのくらいの大きさになる?
パキポディウム・ウィンゾリーの成体サイズは高さ0.5〜1.5m、塊茎は径35〜60cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパキポディウム・ウィンゾリーの水やり・肥料は?
パキポディウム・ウィンゾリーの水やり・肥料は「生育期に控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパキポディウム・ウィンゾリーの値段の相場は?
パキポディウム・ウィンゾリーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES 附属書 I 掲載種です。国際取引は原則として禁止され、国内では種の保存法の「国際希少野生動植物種」として、譲渡しや販売目的の陳列・広告には原則として登録票が必要です。購入・出品の前に登録票の有無を確認してください。 IUCN レッドリストでは危機(EN)です。
出典: Species+(CITES): Pachypodium windsorii / 環境省: 種の保存法とは(ワシントン条約と種の保存法) / 自然環境研究センター: 国際希少種の登録 / IUCN レッドリスト区分(GBIF 経由): Pachypodium windsorii
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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