
出典: Wikimedia Commons
ビカクシダ・コロナリウム
上級者向けPlatycerium coronarium
貯水葉の上部が指のような裂片となって王冠状のかごを作り、細長い胞子葉が網のように長く垂れ下がるビカクシダ。胞子は耳たぶのような半円形の専用の裂片につく。
概要
ビカクシダ・コロナリウム(Platycerium coronarium)は、ウラボシ科ビカクシダ属の大型の着生シダ。カンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムからマレー半島・スマトラ島・ボルネオ島・フィリピンなどマレーシア地域の西部〜中部に分布する。NParks の記載では、成長しきると長さ3m・幅1.5mに達し、短く肉厚の根茎は貯水葉が作る「かご」の中に隠れる。見分けどころは三つある。一つめは貯水葉で、扇形の葉の上部が直立した指状の裂片に分かれ、互いに重なって王冠のようなかごを作る。種小名 coronarium(冠状の)もこの姿に由来する。二つめは胞子葉で、細長い帯状の葉が長さ2mほどまでだらりと垂れ下がり、何度も二又に分かれて網のように広がる。三つめは胞子のつき方で、胞子嚢は胞子葉の裏ではなく、胞子葉の途中から出る半円形の耳たぶのような専用の裂片に密につく。この専用の裂片を持つのはコロナリウムと近縁のリドレイだけで、リドレイは胞子葉が上向きに立ち、貯水葉が丸く閉じた形になるので区別できる。NParks では、日なた〜半日陰、中程度の水やりとときどきの葉水、浅い植え込み材での栽培が示されている。国内では実生株や選抜株が専門店で流通している。
ビカクシダ・コロナリウムの大きさ
ビカクシダ・コロナリウムの成体サイズは成長しきると長さ3m・幅1.5mに達する。胞子葉は長さ2mほどまで垂れ下がるです。
基本情報
原産地
東南アジア(インドシナ半島〜マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島・フィリピン)
寿命
多年生(着生シダ)
サイズ
成長しきると長さ3m・幅1.5mに達する。胞子葉は長さ2mほどまで垂れ下がる
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる
栽培ポイント
日当たり・置き場所
日なた〜半日陰。明るい場所を好むが、室内では強い直射日光が長時間当たる場所は避ける。胞子葉が長く垂れるので、高い位置に吊るす。
水やり
水やりは中程度で、ときどき葉水を与えて湿度を保つ。
温度・冬越し
熱帯の種で寒さに弱い。冬は暖かい室内や温室で管理する。
用土・植え替え
板やヘゴ板に着生させるか、浅い鉢に水苔で植える。胞子葉が垂れ下がれるよう、板付けで吊るす仕立てが向く。
増やし方
胞子から増やすのが基本。
病害虫・注意点
ハダニ・アブラムシ・コナカイガラムシに注意。胞子葉の表面を覆う白い星状毛は株を守るものなので、こすり落とさない。
ビカクシダ・コロナリウムのよくある質問
Qビカクシダ・コロナリウムの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qビカクシダ・コロナリウムはどのくらいの大きさになる?
ビカクシダ・コロナリウムの成体サイズは成長しきると長さ3m・幅1.5mに達する。胞子葉は長さ2mほどまで垂れ下がるです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qビカクシダ・コロナリウムの水やり・肥料は?
ビカクシダ・コロナリウムの水やり・肥料は「肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qビカクシダ・コロナリウムの値段の相場は?
ビカクシダ・コロナリウムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES(ワシントン条約)の附属書には掲載されていない。特定外来生物・種の保存法の国内希少野生動植物種にも該当しない。
出典: Species+(CITES 掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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