
出典: Wikimedia Commons
ビカクシダ・アルシコルネ
初心者向けPlatycerium alcicorne
アフリカ東部〜マダガスカルに分布するビカクシダ。アフリカ産は黄緑色でつやがありほぼ無毛、マダガスカル産は濃い緑で毛が多く貯水葉に深いうねが出るなど、産地で姿が違う。
概要
ビカクシダ・アルシコルネ(Platycerium alcicorne)は、ウラボシ科ビカクシダ属の着生シダで、マダガスカル・コモロ諸島とアフリカ南東部(モザンビーク・ジンバブエなど)に分布する。ビカクシダ属の基準種(属の名前のもとになった種)でもある。かつては P. vassei という別名で別種とされたこともあるが、現在は同じ種として扱われる。この種は産地によって姿がかなり違うのが特徴で、愛好家向けの識別ガイドでは次のように整理されている。よく流通するアフリカ産の株は、葉が黄緑色で、ろう質のつやがあり毛がほとんどなく、枯れた貯水葉は濃い茶色になる。マダガスカル産の株は濃い緑色で毛が多く、光が十分だと貯水葉の上半分に谷のような深いうねが出て、枯れた貯水葉は黒っぽくなる。マダガスカル産は栽培が難しく、コレクションでは見つけにくい。アフリカ産の胞子葉は幅広い葉の先に細長い指状の裂片が伸びる。アフリカ産は子株をよく出し、過湿にはマダガスカル産よりやや弱い。どちらもビフルカツムより少し寒さに弱い。流通しているオーストラリア産のビフルカツムが、かつて P. alcicorne の名で扱われていた時期もあるため、古い資料の記述には注意したい。国内では丈夫な普及種として、園芸店やホームセンターでも扱われる。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
基本情報
原産地
マダガスカル・コモロ諸島・アフリカ南東部(モザンビーク・ジンバブエなど)
寿命
多年生(着生シダ)
サイズ
種レベルの計測値を示した資料は少ない
適温
15〜30℃
湿度
50〜70%
水やり・肥料
肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい場所を好む。マダガスカル産は光が十分だと貯水葉に深いうねが出る。強い直射日光は葉焼けに注意。
水やり
株元に定期的に水を与え、根が少し乾いてから次を与える。アフリカ産は過湿にやや弱いので、水のやりすぎに注意する。
温度・冬越し
ビフルカツムよりやや寒さに弱い。霜には耐えないので、冬は室内に取り込む。
用土・植え替え
板やヘゴ板に水苔で着生させるか、ラン用の用土や水苔で鉢植えにする。貯水葉が根元を覆うように育つので、貯水葉を無理にはがさない。
増やし方
アフリカ産は子株をよく出すので、育った子株を株分けして増やせる。
病害虫・注意点
産地による違いが大きいので、購入時はアフリカ産かマダガスカル産かを確認する。ハダニ・アブラムシ・コナカイガラムシに注意。胞子葉の表面を覆う白い星状毛は株を守るものなので、こすり落とさない。
ビカクシダ・アルシコルネのよくある質問
Qビカクシダ・アルシコルネの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qビカクシダ・アルシコルネの水やり・肥料は?
ビカクシダ・アルシコルネの水やり・肥料は「肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qビカクシダ・アルシコルネの値段の相場は?
ビカクシダ・アルシコルネの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES(ワシントン条約)の附属書には掲載されていない。特定外来生物・種の保存法の国内希少野生動植物種にも該当しない。
出典: Species+(CITES 掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
ビカクシダ 板付け完全ガイド|苗選び・ミズゴケ・固定方法・水やりまで丁寧解説
ビカクシダ(プラティケリウム)の板付け方法を完全解説。苗の選び方・板と資材の準備・ミズゴケの使い方・固定方法・板付け後の水やりと管理まで、初心者でもできる手順を詳しく紹介します。
観葉植物の新葉が小さい原因と対策|光・湿度・栄養バランスの実践的解決法
観葉植物の成長が停滞し新葉が小さくなる原因を解析。光環境、湿度管理、施肥戦略、根の健全性まで、一つ一つの要因を実測データに基づいて解説し、新葉サイズを回復させる方法を紹介します。
ハダニ・カイガラムシ対策・害虫予防の実践
観葉植物につくハダニとカイガラムシの見分け方と被害のサイン、ハダニ対策の実践手順、カイガラムシの駆除方法、害虫が発生しにくい環境づくりと季節別の管理、薬剤を使うときの注意点まで、早期発見と予防のコツを解説します。
観葉植物の根腐れ予防と根域再生管理|用土選び・潅水・初期診断と回復術
観葉植物の最大の敵は根腐れです。本記事では、根腐れの発生メカニズムから予防、初期段階での診断・治療方法、用土・潅水管理による長期健全性の確保まで、実践的な知識をお伝えします。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





