
出典: Wikimedia Commons
アロエ・ポリフィラ
上級者向けAloe polyphylla
灰緑色の幅広い葉が5列に並び、右巻きまたは左巻きの見事な螺旋を描く無茎のアロエ。レソトの標高2000m以上の山地にだけ自生し、ワシントン条約附属書Iに掲載されている。
概要
アロエ・ポリフィラはレソトのマルーティ山地(ドラケンスバーグ山脈)の固有種で、標高2000〜2500mの急斜面の玄武岩の割れ目や、水はけのよい礫の斜面に生えます。冬は雪に覆われることもあり、夏は冷涼で、雨と霧による水分に恵まれた環境です。最大の特徴は葉の配列で、15〜30枚ずつの5列の葉が時計回りまたは反時計回りの整った螺旋を描き、1株に約150枚の葉をつけます。種小名は「多くの葉」の意味です。葉は幅広い灰緑色で、先端は暗い紫褐色になって鋭くとがり、縁には不規則な歯があります。花は鈍い赤〜サーモンピンク、まれに黄色で、春から初夏に分枝した花序の先に密に咲きます。子株をほとんど出さず、自然界では種子でのみ更新します。収集目的の採取などで野生の個体数が減り、南アフリカでは自生地からの採取や路上での購入が違法とされています。自生地から持ち出した株は数年で枯れることが多く、栽培は難しい部類です。米国の生産者は、他のアロエより水を好み、涼しい地域のほうが育てやすいと記しています。国内で流通するのは実生や組織培養で殖やした株で、専門店を中心に出回ります。附属書I掲載種のため、国内での売買には種の保存法の登録票が必要です。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
アロエ・ポリフィラの大きさ
アロエ・ポリフィラの成体サイズは高さ約30cm・株幅30〜60cmです。
基本情報
原産地
レソト(マルーティ山地、標高2000〜2500m)
寿命
多年生。子株をほとんど出さず、単頭で育つ
サイズ
高さ約30cm・株幅30〜60cm
適温
5〜35℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
生育期に控えめに与える
栽培ポイント
日当たり・置き場所
明るい日なた〜明るい半日陰。自生地は冷涼な高山なので、暑い時期は風通しのよい涼しい場所で強い日差しを和らげる。
水やり
他のアロエより水を好むとされる。生育期は用土が乾いたらたっぷり与えるが、水が滞らない用土であることが前提。
温度・冬越し
寒さには強く、米国の生産者は-12℃前後まで耐えるとしている。一方で高温多湿の夏が最大の難所で、蒸れと高温で傷みやすい。
用土・植え替え
自生地は岩の割れ目や礫の斜面。粗い礫を多く含む、非常に水はけと通気のよい用土で植える。
増やし方
子株をほとんど出さないため、殖やすのは実生(種子)による。国内の流通株も実生や組織培養で殖やしたもの。
病害虫・注意点
附属書I・国際希少野生動植物種のため、譲渡しには登録票が必要(国内で繁殖させた株も対象)。購入時は登録票が付いているかを必ず確認する。
アロエ・ポリフィラのよくある質問
Qアロエ・ポリフィラの栽培難易度は?
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
Qアロエ・ポリフィラはどのくらいの大きさになる?
アロエ・ポリフィラの成体サイズは高さ約30cm・株幅30〜60cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qアロエ・ポリフィラの水やり・肥料は?
アロエ・ポリフィラの水やり・肥料は「生育期に控えめに与える」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qアロエ・ポリフィラの値段の相場は?
アロエ・ポリフィラの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)附属書I に掲載され、商業目的の国際取引は原則禁止されています。国内では種の保存法の国際希少野生動植物種に指定されており、譲渡し(売買・贈与)や販売目的の陳列・広告には個体ごとの登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。登録票のない株は売買できません。
出典: Species+(CITES)Aloe polyphylla / 環境省 種の保存法 個体等の登録制度について / e-Gov 法令検索 種の保存法施行令(別表第二)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
アロエの育て方完全ガイド|日当たり・水やりと子株での増やし方
乾燥に強い多肉植物アロエの基本特性から、日当たり・水やり・植え替え・子株の株分けによる増やし方、根腐れ対策まで詳しく紹介します。
夏型多肉植物の秋準備管理
夏型多肉植物の秋の管理を解説。9〜11月に株に起きる変化、水やりを段階的に減らすタイミング、屋外から室内へ移す置き場所と温度管理、秋の施肥と病害虫対策、品種別のチェックポイントまで、冬の休眠に備える準備を紹介します。
多肉植物のコナカイガラムシ対策|早期発見・駆除・予防の完全ガイド
コナカイガラムシは多肉植物の葉の付け根や新芽に潜みやすい害虫。特徴・発生環境・早期発見のコツ・綿棒やアルコールでの駆除法・再発防止の管理習慣までを1種に絞って詳しく解説する。
多肉植物の夏型と冬型の成長周期・水管理戦略
多肉植物の生育型の違い、年間を通じた成長周期、季節別の水管理戦略、失敗事例と対策方法について解説します。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





