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帝冠 (Obregonia denegrii)

出典: Wikimedia Commons

帝冠

上級者向け

Obregonia denegrii

三角形の葉のようないぼを螺旋状に重ね、アーティチョークや逆さの松かさのような姿になる1属1種のサボテン。頂部は綿毛に覆われ、夏に白い花が咲きます。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
5〜35℃
寿命
長寿命の多年生植物(寿命の資料は少ない)。開花まで7〜8年かかる
サイズ
直径15cm以上になる。地面とほぼ同じ高さに平たく育つ
湿度
30〜50%
水やり・肥料
肥料はごく控えめに

概要

帝冠はサボテン科オブレゴニア属のただ1種のサボテンで、アリオカルプス属に近縁とされます。メキシコ・タマウリパス州シウダー・ビクトリア近くのハウマベ渓谷の標高1,000m前後にだけ分布し、石灰岩の礫の斜面の半砂漠や低木林に生えます。自生地は狭く、亜個体群は5か所以下、個体数は5,000株未満とされ、違法な採取や放牧による生育地の変化で減少が続いています。茎はふつう単頭で、地面とほぼ同じ高さに平たく育ち、直径15cm以上になります。葉のような三角形のいぼが螺旋状に並び、上面は平ら、下面は竜骨状で、全体がアーティチョークや逆さにした松かさのように見えます。頂部は綿毛に覆われて少しくぼみ、若いいぼの先に長さ5〜15mmの柔らかい刺が2〜4本出ますが、すぐに落ちます。夏に頂部の綿毛の間から径2.5cmほどの白い花を昼に咲かせます。太い直根をもちます。CITES 附属書 I に掲載され、国内では種の保存法の国際希少野生動植物種にあたります。国内では実生株や接ぎ木株が専門店で流通しています。

帝冠の寿命

帝冠の寿命は長寿命の多年生植物(寿命の資料は少ない)。開花まで7〜8年かかるです。

帝冠の大きさ

帝冠の成体サイズは直径15cm以上になる。地面とほぼ同じ高さに平たく育つです。

基本情報

原産地

メキシコ・タマウリパス州(ハウマベ渓谷、標高1,000m前後)

寿命

長寿命の多年生植物(寿命の資料は少ない)。開花まで7〜8年かかる

サイズ

直径15cm以上になる。地面とほぼ同じ高さに平たく育つ

適温

5〜35℃

湿度

30〜50%

水やり・肥料

肥料はごく控えめに

栽培ポイント

日当たり・置き場所

締まった平たい姿に育てるには十分な日光が必要です。休眠期も含めて風通しをよくし、湿気のこもらない場所に置きます。

水やり

サボテンは多肉植物の夏型に準じて育てます。3〜10月の水やりは控えめにし、間隔を空けて与えます。水が多いと茎が伸びて不自然な姿になります。冬や夜温が10℃を下回る時期は完全に乾かします。

温度・冬越し

乾いていれば短時間なら-4℃程度まで耐えるとされますが、冬は霜の当たらない場所で乾かして管理します。休眠中に空気が湿っていると傷みやすくなります。

用土・植え替え

腐植などの有機質が少ない、ごく水はけのよい無機質の用土を使います。太い直根があるので、根が収まる深さの鉢に植えます。

増やし方

ふやし方はほぼタネまきに限られます。実生苗はとても小さく生長が遅く、最初の1〜2年は直径3〜5mmほどにしかならず、開花する大きさまで7〜8年かかります。柱サボテンに接ぎ木して生育を早める方法もよく使われます。

病害虫・注意点

CITES 附属書 I 掲載種です。国内での譲渡には種の保存法の登録票が必要(国内で繁殖させた株も登録の対象)なので、売買や譲り受けの際は登録票が付いているかを必ず確認します。

サボテン希少種CITES附属書I1属1種

帝冠のよくある質問

Q帝冠の栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Q帝冠の寿命はどれくらい?
A

帝冠の平均寿命は長寿命の多年生植物(寿命の資料は少ない)。開花まで7〜8年かかるです。適切な栽培環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。

Q帝冠はどのくらいの大きさになる?
A

帝冠の成体サイズは直径15cm以上になる。地面とほぼ同じ高さに平たく育つです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Q帝冠の水やり・肥料は?
A

帝冠の水やり・肥料は「肥料はごく控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Q帝冠の値段の相場は?
A

帝冠の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Obregonia denegrii Fric

別名(シノニム): Ariocarpus denegrii (Fric) W.T.Marshall, Strombocactus denegrii (Fric) G.D.Rowley

典拠データベース: GBIF · GBIF: Obregonia denegrii

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書I

CITES 附属書 I に掲載されています。種の保存法の国際希少野生動植物種にあたり、国内での譲渡には種の保存法の登録票が必要(国内で繁殖させた株も登録の対象)です。登録票のない株の売買・譲渡や販売目的の陳列・広告は、原則としてできません。

出典: Species+(CITES): Obregonia denegrii / e-Gov 法令検索: 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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