
出典: Wikimedia Commons
高砂(マミラリア)
初心者向けMammillaria bocasana
絹のような白い毛状の刺に覆われ、綿玉のように見えるマミラリア。毛の下に先が釣り針状に曲がった褐色の中刺が隠れているので、扱うときは注意します。
概要
高砂はサボテン科マミラリア属のサボテンで、メキシコ中北部のサン・ルイス・ポトシ州、サカテカス州、ケレタロ州などの標高1,650〜2,300mに分布し、渓谷の壁の火山岩の間や半砂漠の低木の下に生えます。基準産地はシエラ・デ・ボカス(Sierra de Bocas)で、種小名の由来になっています。IUCN のレッドリストでは低懸念(LC)です。茎は球形からやや円柱状で、高さ5〜8(〜12)cm、直径3〜6(〜8)cm、明るい緑〜青緑色で、子を吹いて大きなドーム状の群生になります。各刺座に白く絹のような長さ8〜20mmの毛状の縁刺が30〜50本あり、そのため株が綿玉のように見えます。その下に赤褐色で長さ5〜10mmの中刺が1〜7本あり、うち1本(ときに2本)は先が釣り針のように曲がっていて、メキシコでは釣り針に使われたといわれます。春から夏にクリーム色の花を咲かせ、赤い円筒形の実をつけます。変異が多く、多くの変種や型が栽培されています。英国王立園芸協会(RHS)のガーデンメリット賞を受けた育てやすい種で、国内では白毛のマミラリアとして群生株が流通しています。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
高砂(マミラリア)の大きさ
高砂(マミラリア)の成体サイズは茎は高さ5〜8(〜12)cm、直径3〜6(〜8)cm。群生して大きなドーム状になるです。
基本情報
原産地
メキシコ中北部(サン・ルイス・ポトシ州・サカテカス州・ケレタロ州、標高1,650〜2,300m)
寿命
多年生(寿命の資料は少ない)
サイズ
茎は高さ5〜8(〜12)cm、直径3〜6(〜8)cm。群生して大きなドーム状になる
適温
5〜35℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
生育期に窒素が少なくリン酸・カリの多い肥料を少量
栽培ポイント
日当たり・置き場所
戸外では日なたか、明るい散光・午後に日陰になる場所、室内では明るく直射日光も少し当たる場所に置きます。強い光では株がブロンズ色を帯び、花つきや毛・刺の発達がよくなりますが、長時間の直射では日焼けします。
水やり
サボテンは多肉植物の夏型に準じて育てます。夏は定期的に水を与えますが、過湿にとても弱いので与えすぎないようにします。水と日陰が多すぎると株がふくれて姿が乱れます。冬は風通しをよくして乾かします。
温度・冬越し
乾かしておけば-5℃程度まで耐えるとされますが、休眠期も最低5〜8℃ほどを保つと失敗が少なくなります。
用土・植え替え
有機質の少ない、ごく水はけのよいサボテン用の用土を使います。腐りやすいので大きすぎない鉢に植え、2〜3年ごとに植え替えます。
増やし方
生長が早く、根元から子を吹いて数年で25cmの鉢いっぱいに広がります。子株のさし木で簡単にふやせ、タネまきでもふやせます。
病害虫・注意点
無機質の用土で日当たりと風通しよく育てれば、害虫はほとんど付きません。釣り針状の中刺が手や衣服に引っかかるので、植え替えなどでは厚手の手袋を使います。
高砂(マミラリア)のよくある質問
Q高砂(マミラリア)の栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Q高砂(マミラリア)はどのくらいの大きさになる?
高砂(マミラリア)の成体サイズは茎は高さ5〜8(〜12)cm、直径3〜6(〜8)cm。群生して大きなドーム状になるです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Q高砂(マミラリア)の水やり・肥料は?
高砂(マミラリア)の水やり・肥料は「生育期に窒素が少なくリン酸・カリの多い肥料を少量」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q高砂(マミラリア)の値段の相場は?
高砂(マミラリア)の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Mammillaria bocasana Poselg.
別名(シノニム): Cactus bocasanus (Poselg.) J.M.Coult., Chilita bocasana (Poselg.) Orcutt, Neomammillaria bocasana (Poselg.) Britton & Rose
典拠データベース: GBIF · GBIF: Mammillaria bocasana
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
サボテン科(Cactaceae spp.)として CITES 附属書 II に掲載されています。国際取引に許可が必要・国内の譲渡に登録は不要です。
出典: Species+(CITES): Mammillaria bocasana
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
マミラリアの育て方完全ガイド|多頭株で楽しむ小型サボテンの魅力
小型で群生しやすいサボテン、マミラリアの育て方を解説。用土・水やり・花輪のように咲く春の開花、子株を使った増やし方まで、多頭株に育てる楽しみ方を詳しく紹介します。
夏型多肉植物の秋準備管理
夏型多肉植物の秋の管理を解説。9〜11月に株に起きる変化、水やりを段階的に減らすタイミング、屋外から室内へ移す置き場所と温度管理、秋の施肥と病害虫対策、品種別のチェックポイントまで、冬の休眠に備える準備を紹介します。
多肉植物のコナカイガラムシ対策|早期発見・駆除・予防の完全ガイド
コナカイガラムシは多肉植物の葉の付け根や新芽に潜みやすい害虫。特徴・発生環境・早期発見のコツ・綿棒やアルコールでの駆除法・再発防止の管理習慣までを1種に絞って詳しく解説する。
多肉植物の夏型と冬型の成長周期・水管理戦略
多肉植物の生育型の違い、年間を通じた成長周期、季節別の水管理戦略、失敗事例と対策方法について解説します。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





