
出典: Wikimedia Commons
兜丸
中級者向けAstrophytum asterias
刺がなく、扁平な半球形の体を8本前後の稜が分け、稜の中央に綿毛の刺座が並ぶ。白い星点を散らした姿はウニのようで、日本で改良されたスーパー兜の原種でもある。
概要
兜丸(アストロフィツム・アステリアス)は、米国テキサス州のリオグランデ川下流域と、メキシコのヌエボレオン州・タマウリパス州に分布していたサボテンです。現在の自生地はテキサス州スター郡の一部とタマウリパス州の数か所に限られ、開発や違法採取で大きく数を減らしました。米国では絶滅危惧種に指定され、IUCN レッドリストでは危急種(VU)、ワシントン条約では附属書Iに掲載されています。体は小さく扁平な半球形で、高さ2.5〜6cm、径5〜15cmほど。7〜10本(8本が基本)の稜に分かれ、各稜の中央に綿毛の刺座が並びます。刺はありません。緑褐色の肌に白い毛状の鱗片(星点)が散り、種小名は「星のような」を意味します。花は黄色で中心が赤く、自生地では3〜6月に咲きます。実生で容易に殖やせるため、流通する株はほとんどが実生です。日本では刺座の大きさや星点の粗密を追求した育種が進み、星点が大きく密集する 'スーパー兜' をはじめ多くの選抜株がつくられ、本種専門のコレクターもいるほどの人気種です。国内で流通するのは国内で実生された株で、附属書I掲載種のため売買には種の保存法の登録票が必要です。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
兜丸の寿命
兜丸の寿命は多年生。径2〜3cmで開花できる大きさになるです。
兜丸の大きさ
兜丸の成体サイズは高さ2.5〜6cm・径5〜15cmです。
基本情報
原産地
米国テキサス州南部、メキシコ北東部(ヌエボレオン州・タマウリパス州)
寿命
多年生。径2〜3cmで開花できる大きさになる
サイズ
高さ2.5〜6cm・径5〜15cm
適温
5〜35℃
湿度
30〜50%
水やり・肥料
少なめでよい(毎年の植え替え時に緩効性肥料を少量)
栽培ポイント
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりと風通しのよい戸外、または簡易温室で管理する。強い光を好むが肌が繊細で、置き場を変えたときや急な晴れ間に日焼けしやすい。
水やり
夏型で、春〜夏が生長の盛り。春先から秋口は表土が乾いたらたっぷり与える。真冬に完全に断水すると体の下部がへこむので、暖かい日中に月2回ほど霧吹きする。
温度・冬越し
高温を好み、昼夜の温度差で締まった株になる。最低気温が15℃を下回ったら日の当たる温室や室内の窓辺に移し、5℃以下にならないように管理する。
用土・植え替え
水はけのよいサボテン用の用土で、毎年の植え替え時に緩効性肥料を少量混ぜる。多湿と日照不足が続くと刺座が茶色くなり、根腐れも起こりやすい。
増やし方
実生(種子)で殖やす。他家受粉が必要なので、種子をとるには2株以上を交配する。
病害虫・注意点
附属書I・国際希少野生動植物種のため、譲渡しには登録票が必要(国内で繁殖させた株も対象)。スーパー兜などの選抜株も同じ扱いになる。
兜丸のよくある質問
Q兜丸の栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Q兜丸の寿命はどれくらい?
兜丸の平均寿命は多年生。径2〜3cmで開花できる大きさになるです。適切な栽培環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。
Q兜丸はどのくらいの大きさになる?
兜丸の成体サイズは高さ2.5〜6cm・径5〜15cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Q兜丸の水やり・肥料は?
兜丸の水やり・肥料は「少なめでよい(毎年の植え替え時に緩効性肥料を少量)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Q兜丸の値段の相場は?
兜丸の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
学名(受理名): Astrophytum asterias (Zucc.) Lem.
別名(シノニム): Astrophytum asterias magnipunctatum, Astrophytum asterias multipunctatum, Astrophytum asterias nudicarpa, Astrophytum asterias nudum, Astrophytum asterias pubescente, Astrophytum asterias roseiflorum, Astrophytum asterias seminudum, Astrophytum asterias striatipetalum
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
規制・法令・保全ステータス
ワシントン条約(CITES)附属書I に掲載され、商業目的の国際取引は原則禁止されています。国内では種の保存法の国際希少野生動植物種に指定されており、譲渡し(売買・贈与)や販売目的の陳列・広告には個体ごとの登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。登録票のない株は売買できません。
出典: Species+(CITES)Astrophytum asterias / 環境省 種の保存法 個体等の登録制度について / e-Gov 法令検索 種の保存法施行令(別表第二)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
この種類の出品を探す
関連コラム
アストロフィツムの育て方|断水管理と夏型の休眠サイクルで防ぐ根腐れ
サボテンのアストロフィツムの育て方を解説。生育期の水やりと日照管理、休眠期の断水、春の水やり再開のタイミングまで季節別に紹介。
夏型多肉植物の秋準備管理
夏型多肉植物の秋の管理を解説。9〜11月に株に起きる変化、水やりを段階的に減らすタイミング、屋外から室内へ移す置き場所と温度管理、秋の施肥と病害虫対策、品種別のチェックポイントまで、冬の休眠に備える準備を紹介します。
多肉植物のコナカイガラムシ対策|早期発見・駆除・予防の完全ガイド
コナカイガラムシは多肉植物の葉の付け根や新芽に潜みやすい害虫。特徴・発生環境・早期発見のコツ・綿棒やアルコールでの駆除法・再発防止の管理習慣までを1種に絞って詳しく解説する。
多肉植物の夏型と冬型の成長周期・水管理戦略
多肉植物の生育型の違い、年間を通じた成長周期、季節別の水管理戦略、失敗事例と対策方法について解説します。
🩺 かかりやすい病気
お探しの株が見つかりませんか?
希望の条件を無料で投稿すると、条件に合う株を持つ生産者から紹介が届きます。





